幼いころにちぎったパールのネックレス。母の器の大きさを感じたエピソード。

長谷静香です。

昨日、今日、ブログを書こうと思って、アメブロを開いたら、
3年前の記事がお知らせであがってきました。

当時、1年生の娘が私の宝物のガラスのお花を落として壊してしまって・・・。

その時の記事は、コチラ。
>>>大切な宝物を割られた時、私が取った行動。
FBでもたくさんのコメントをいただいて。。。

その日の夜に思い出したことを、翌日のブログに書いていました。

それを読んで、私が幼いころの母の言葉に改めて感動して・・・。

今の私があるのは、両親の子育てがあるからです。
今後、母の子育てもシリーズ化して書いていこうかな?

今日は、その第一弾。少し加筆してアップします。

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母が、私が大人になって、話してくれたこと。
私が幼稚園生くらいの頃のエピソードです。

母は、パールのネックレスを一つ持っていました。
でも、そのネックレス、少し短めなんです。



母がつけると、チョーカーのようになってしまう。
なので、お嫁に来るときに、母が私に譲ってくれました。


その時話してくれたエピソード。

「静香ちゃん、これね、もともとは、こんなに短くなかったの。
あなたが、幼稚園くらいのころかな?
お母さんの鏡台を開けて、ネックレスやイヤリングを触っていてね。

はっと気づいたら、パールのネックレスが2本、ちぎれていたの。

一つは、イミテーション。一つは、本物。

お母さん、『一つは、本物なのよ~!』って言いながら、片づけたの。

バラバラになったイミテーションのパールは、直すの面倒だし、イミテーションだから、いいやって、捨てちゃったの。

本物は、糸が切れただけだったので、そのまま、しばらく置いていて、
直したんだけど・・・・。

実は、捨てたイミテーションパールの中に、本物も数粒混ざっていたみたいで・・・。
だから、このネックレスは、短いの。」


そういう内容でした。


(3年前の前日に私の大切なものを娘に壊されていたけれど)
私自身も、母の大切なものを壊したことがあった。

そのエピソードを聞いたとき、実は、ほとんど記憶になくって・・・。
しかも、そんな大切なものをちぎってしまったのに、
怒られたという記憶もない。

母は、どういう反応だったんだろう?

そう思っていたら、昨日の夜、別件で、母から電話が。
気になっていたので、当時の様子を聞いてみました。

私:「お母さん、私が、パールのネックレスをちぎっちゃったこと、あったでしょ。
短くなっちゃって。あの時、どんな様子だった?怒られた記憶もないんだけど。」

母:「あ~あれね。本物と、イミテーション二つちぎったのよ~。
そうね~。怒りはしなかったね~。

『それ、イミテーションと、本物があるのよ!』と言ったのは覚えているけど、怒ってはいないな~。

だって、子どもだもの。

気になったんでしょ。

遊びたかったんでしょう。

そういう時期もあるわよね。

それなのに、怒っても仕方ないじゃない。


それに、本物は、(短くなったけど)ちゃんと直せたしね♪」

母は、アドラー心理学を学んではいません。

でも、故意に私が、壊したのではないということを、即座に見抜き、

その時の私の行動の目的、子ども心、『キラキラしていてきれい。触ってみたい』という気持ちを察して、怒らず、対応してくれたのだと思います。


そのネックレス。

私は、結婚式で、白いウエディングドレスと共に、つけました。
ちぎった思い出とともに。


次女のガラスのお花の出来事のおかげで、そんなことを思い出させてもらいました。


きっといつか、次女とも、笑って話せる日がくるといいな~。

あんなこと、あったね~と。


親の私も、物を壊したこともある。失敗することもある。

それを、責めるのではなく、そこから、何を気づき、学んでいくか?が大事なのではないかな?と思います。

今回のように、より家族のきずなが深まることもあるかも・・・しれません。



どんな出来事にも意味がある。

そう思うと、一見ネガティブかな?と思う出来事も、びっくりするほどの大切な思いを運んできてくれたり・・・。


こんな見方ができるようになったのも、勇気づけ・アドラー心理学の出会えたおかげです♪

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と、ここまで。

3年前の娘がガラスのお花を割ったことも、すっかり忘れていて・・・。
そうだそうだ、そんなこともあったな~という感じです。

1年生だった次女も、4年生に。
今日は、ボランティアで、小学校に行ったのですが、ちょうど休み時間だったらしく、図書館で本を読んでいる彼女と会えました。

帰ってきたら、この話もしてみようかな?


改めて思うのは、母って偉大だな~ということ。

怒ることもあったけれど、理不尽なことでは怒らないし、子どもの気持ちを何より理解してくれる、しようとしてくれる人でした。

「子育てしていた時が、一番楽しかった!」と言い切れる母。
本当にすごいと思います。

「だって、毎日毎日、色々なことが起こるのよ♪ おもしろくて、たのしくて、毎日お父さんに話してたわ~」

そして、それを聞いた亡き父は、

「お母さんは、本当に小さなことをオーバーにオーバーに話すんだよ~」
と笑っていました。

でも、それだけ、子どもの小さな行動に毎日共感し、感動してくれていた証拠なのかな・・・と。

お母さん、ありがとう。


私もそうありたい・・・です。

期間限定の子育てを、楽しんでいきたいと思っています。


最後までお読みくださりありがとうございました。
長谷静香でした。


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