引退ブログ〜るい〜 | 筑波大学女子ラクロス部公式ブログ

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こんにちは、るいです🌻

もう引退なのかぁ
4年経ったのかぁ

ほんとにほんとに早いな

何もかもが新鮮でわくわく楽しかった1年生
挫折挫折挫折の繰り返しだけど、がむしゃらだった2年生
勝利の喜びを味わいながら、自分の未熟さに直面していっぱい学んだ3年生

ここからは備忘録として、言語化チャレンジさせてください笑


「思い切ってプレーする」
よく口にするし、耳にする言葉
私も試合前によく自分に言い聞かせていました。

技術どうこうじゃなく、誰でもできることのはずなのに
私にとってはすごくすごく難しいことでした

あるときから試合中、何かの拍子から急に

コート上で1人だけ、目の前の相手じゃなくて、弱気な自分と戦っているみたいな

ぐるぐる思考が巡って
どんどん萎縮してしまう自分がいました


試合に入り込めないまま、息だけが上がって
不完全燃焼で試合が終わる


技術がどうとかの以前のところで自分はもがいていて

そんなじぶんが情けなくて、悔しくて、すごくすごく嫌でした
勝つためにコートに立っているのに、自分は何をしてるんだろうって

どうしたらこのループから抜け出せるか分からず
とにかく練習するしかない
それだけが、自分を支えるものだと思ってたけど

結局、そのループにハマると練習中も今のプレーあっていたのかな?
周りに合わせることばかり考えて、正解探しをするようになってた
だから、色んなことにチャレンジしたりするエネルギーが湧いてこなかった

実際、大事なのはあってるかあってないかじゃなくて、自分は何をしたかったのかを伝えあって擦り合わせたり、何か出来るようになるために試行錯誤してみたりすることなのに
全く本質が見えてなかったなあ

だから、3年生の昇格戦
試合が終わった瞬間、情けなさで涙が出なくて、申し訳なさで4年生の顔が見られなくて

コートを出てからやっと涙が出た
ほんとにほんとに後悔した


そして、この頃「チームのために」、「〇〇のために」が口癖だった私
学年が上がり、責任のある立場になってきたなかで、チームに貢献したいという気持ちは本物でした

だけど、ときどきその「チームのために」は自分の弱さ、未熟さから逃げるための口実にしてしまっていたなと
自分はこういう役割だからっていうのに閉じこもって、物分かりのいいふうに振る舞っていたけど、
それじゃ本当の意味でのチームのためではなかった
チームのことを考えて、私はどうしたいかを考え、それを「伝える力」がめちゃんこ大事と気づくことができました。気づかせてくれた幹部の皆さんありがとう。

こんな悔しい思い2度としない
本気で変わらないといけない!!

と腹をくくったラストシーズン
そんなときに思い出したのは
「努力は夢中に勝てない」という言葉でした。
(元陸上選手の為末さんの言葉で有名ですが、元は論語の「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」という孔子の言葉らしいです)


行き詰まっていたときの私は、
チームが勝つために失敗できない
今の状況打破するには練習しなくちゃいけない
辛くても耐えて頑張るんだという感じで
「努力」を「努力」と思っていた(努力というのもおこがましいけど)
だから、重大な試合でチームの思い、自分の思いが強ければ強いほど、相手と戦うことへの恐怖心に負けちゃっていた

思い切りプレーするぞって思うことは
夢中になるぞって思うこととほぼ同じことで
でも、夢中になろうと思ってなれるもんでもないし
夢中になれてるとき、今、私夢中だわーなんておもうことはないので
どういうことが夢中なのかっていうのは難しいのだけど、


もっとシンプルに
勝ちたい!こんなプレーしたい!
自分の奥底から湧き出るエネルギーやわくわくに純粋になってできたら
勝手に、余計な不安や恐怖心はどっかにいなくなるもんだ
先々への不安で自分をストップしちゃうのはやめようって思いました
もちろん、自分が求めるものを目指すには踏ん張らなければいけない時があるけど、それすら楽しめたらめっちゃ最強だなーと


チームのスローガン「今」、しんがみんなに伝え続けてくれた「集中」って言葉と似てるかも

ほんとにこれを心に留めてラストシーズン走り抜きました

そして、迎えた23シーズンリーグ戦
弱っちい自分をやっと少し克服できたかな

試合が始まったら自然とギアが入る感覚、余計なことを考えずに目の前のボール、目の前の相手に集中できてる感覚
そして、学年や試合に出てる出てない関係なく、チームみんなが同じ熱量で勝利に向かって、戦えてる感覚

それがすごくすごく自分にとっては楽しくて仕方なかった

だから、うまくいかないときも後悔じゃなくて、次までにみんなとこうしたい、なりたい
っていう、次の試合までのエネルギーに変えることができた

1試合、1試合何かを掴んで自分もチームももっともっとできるって思えた

乗り越えるのに時間がかかりすぎたけど、2.3年生でもがいた自分がいたから、
最後の昇格戦
涙が止まらなかったし、すっごく悔しかったけど、60分ちょー楽しくて、終わっちゃうのがさみしくて、去年とは違うそういう清々しい涙だったのかもしれないなと思います。


だから、
うまくいかない時間の方が長かったように見えるけど
4年間を振り返って、1番はじめに思うことは

本当に楽しかった!!

色んな壁にぶつかって、色んな価値観に触れて、色んな自分の弱さに気づいて
それを全部ひっくるめて

楽しかった!!
大学でラクロス部に入ってよかった

最後にそう思えることが、本当に幸せだと思います。

こんなふうに思えるのも、本当に仲間や周りの方々に恵まれたから。
本当に自分、人の運あるなって、素敵な人に囲まれすぎていると思います。

ひたむきに頑張るみんなに刺激され、一緒に頑張りたいと思わせてくれる人たち。
チームが好きで、筑波の女ラクでのラクロスが好きなのは、どんな時も4年間変わることはなく、いつも私の原動力でした。

そして、自分の時間を割いて、一緒に2部昇格を本気で目指してくださったコーチの方々。
こんなふうにプレーしたいっていう原動力をたくさんたくさんもらいました!!

献身的すぎるサポートで、みんなを心身共に支えてくださったトレーナーの方々。
試合前の接骨院は、私のおまじないになっていました。

最強スタッフ陣のおかげで、23チームも色々ピンチを迎えたけど、大きく揺らぐことなく最後まで走り切れたのだと思います!
本当にありがとうございました。


OGの皆さん
コロナで少し疎遠になってしまったと思っていたOGさんとの繋がり
でも、そんなことはありませんでした
世代を超えて、色んなところで見守り、応援し続けてくださっていました。
温かい声援で、現役の背中を押してくださってありがとうございました。

足立先生、岡本先生、会場やライブ配信で応援してくださった方々、練習に来てくださった方々、筑波女ラクにかかわってくださったすべての方々。
皆さんの支えなしでは、こんなに充実した日々は送ることはできなかったと思います。
言葉ではとても伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです。
セキショウで感じた大歓声、一生忘れません。本当にありがとうございました。

すごくすごく長くなってしまいました。自分語りですみません。
最後まで、読んでくださった皆さんありがとうございます。

素敵な人に囲まれて、宝物みたいな日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
目標だった2部昇格には届かなかったけど、確実に前進しているはず。
来年は、頼もしすぎる後輩たちが2部昇格果たしてくれるでしょう。みんななら絶対できるよ。私もOGとして、めっちゃ応援します。
今後とも、筑波大学女子ラクロス部をどうぞよろしくお願いいたします。

4年間、本当にありがとうございました。


16期 るい