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親子といえども、それぞれの人生です。
親は子どもを心配するあまり、過剰な口出しをして
「親の言う通りにしていればいいんだ!」
「誰がお金を出していると思ってるの!」
という言葉などで、子どもをコントロールしてしまうこともあります。
それらの気持ちもよくわかります。
私も似たような状態をしていました・・・
でも、親は子どもの幸せを望んでいると思うのです。
だからこそ
- そんなことしては失敗する
- そのやり方よりこっちの方がいい
- それはあなたには向いてない
- その道は厳しいからこっちの道がいい
- それをするなら応援はできないよ
などの言葉を発してしまうと思うのです。
これも「子どもを思って」の言動の一つです。
ただし!
その方法はあまり良い方法とは言えません。
なぜなら、
- 子どもの人生の舵取りを親がしているから
- どう思うかは本人次第
- 失敗や迷いを経験することでそれらが人生の糧になる
ことがあるからです。
また、初めに書いたような、親に対して恩を着せてしまうような言動も無意識にしがちです。
子どもに恩を着せてしまうのは、それだけ自分が頑張ってきた、と言うことに対しての無意識のアピールです。
方向性が合ってる合っていないは別として、親だって頑張っているのですよね!
そして子どもはこの言葉を聞いて
「ああ、親は自分のためにこんなにしてくれているんだ。その期待に応えなきゃ」
と思う子供もいます。
これは、一般的には長男、長女に多いと思います。
これが悪いわけではありません。
でも、もしかしたら「親を大切にしなくちゃ」と過剰に考えてしまうあまり、自分を犠牲にしてしまう子どももいる、ということを覚えていてください。
勝手に自動思考でこのように思ってしまうのです。
なので、親の方で、「あなたは本当はどうしたいの?」とその子の本心、魂の声を聞いてあげる必要があります。
その一方で
「親の考えを子どもに押し付けないで!」
と反発する子どももいます。
このように反発されると、親も余計に意固地になってしまうこともあります。
が、この反発こそ、自立するためには必要なことなのです。
反抗期も幼少期から何回かに分けてありますが、反抗期とは別に、自分の人生を自分で決めて生きていきたい!と思い、親に反発するのです。
また、反発になるのは親が反対のことを言っていたり、その子がしたいことを止めてしまうと反発になります。
でも、子どもの方が一枚上手で、親が反対しないようにうまく説得することもあったり、または一生懸命な子どもの姿を見て、そんなに頑張るなら応援しなくちゃ、と思うような場合もあります。
- 長男、長女気質のような、親を思って自分を犠牲にしてしまう子ども
- 自分は自分の人生を好きに生きるんだ!親は口出しするな!という子ども
子どももその子の個性や特性、そしてその子の人生があります。
大人になれば、自分で考え自分でなんとかしていかなくてはならない場面も多々あります。
優しいだけで自分を犠牲にしてしまう場合は、生きづらくなります。
他の人の嫌なことを引き受けてしまうからです。
でもこれも、その子の持つ特性の一つかもしれません。
そのような場合は、自分を優先的に笑顔になること、を意識づけていくと良いですね。
「自分が幸せになれば、周りも幸せになる」
これは、お母さんたちにも言えることです。
まずは自分が幸せでなければ、本当のみんなの幸せにはならないからです。
誰かの犠牲の上に成り立つ幸せは、いつか崩れます。
みんなが幸せだからこそ、本当の幸せなのです。
ですから、そのようなことも含め、小さい時から「自分も含め皆が幸せになるように自分で考える」ことを促すことは、その子どもも、そして周りのみんなの幸せにもつながります。
そしてその子はどのような状態が幸せなのか?というのも、数秘術でわかります。
一人の幸せはみんなの幸せです。
それは、皆が同じ考えでいる、ということではありません。
それぞれ違う考えがある、それを理解し合うのがまず根本的な幸せへの道なのです。
ですから、お子さんと意見が違っても、それはお子さんがそう思うことで幸せを感じているのかもしれません。
例えば「こうしなさい」「こうした方がいい」ではないく「どうしたらいいと思う?」などの言葉の誘導で子どもに考えさせる機会を作るのは、とても良いことだと思います。
そしてその時に、一つの考え方だけではなく、多方面から見ての色々な答えも考えてもらうことで、いろんな視点が持てる人に育ちます。
人を尊重する気持ちが持てるきっかけになります。
親子の関係性も同じです。
違う意見があるからこそ、「そういうふうな見方もあるんだ」と素直に思えれば、家庭はとても良い学びの機会なのです。
しかし、親が「親の言うことを聞け!」と押し付けると、子どもは反発をして、自分の殻に閉じこもり、頑なな性格になる可能性もあります。
自分一人だと、無意識に考えたりはするかもしれませんし、自分勝手な考えが出ることもあります。
あえていろんな視点から物事を意識させることで「人の気持ちがわかる」「じっくりと考えること」が自分の人生の中に当たり前に組み込まれます。
そして何か問題が起きても、パニックにならずに、色々と多方面から自分で考えることができるようになります。
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