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人生が上手くいっていない、と思う人は、幼少期の親子関係を振り返ってみてください。
多くの人は、この親子関係の中に原因が隠れています。
もし、親子関係の思い出の中に原因らしきものがないとしたら・・・
あなたご自身がその問題を「隠して」しまっているかもしれません。
親が嫌い！という人は少なからずいます。
そして今は「親ガチャ」という言葉自体、古いものになりつつあるほど、「親が嫌い」という人は本当に昔からいます。
でもこの「親が嫌い」を乗り越えた先に「本当の自分がいる」と思ってください。
なぜ親が嫌いなのか？
- 私のいうことを聞いてくれなかった
- 私が思うように愛してくれなかった
- 親の意見ばかり押し付けてきた
- 心身への暴力を振るってきた
- ネグレクト状態
もっと他にもたくさんあると思いますし、言葉の受け取り方次第でもニュアンスは変わってきますが、「親が嫌い」になた原因は様々にあると思います。
それと同じで、思いの伝え方、考え方（思考）も人それぞれです。
例えば「愛する」という言葉があったとして、その「愛する」という言葉のイメージや解釈するものは人により千差万別。
そして「愛する」という実際の行動も千差万別です。
だからこそ、親子間ですれ違いが起きます。
ちなみにこれは夫婦関係やその他の人間関係でも起こります。
そして特に親子関係が「親ガチャ」など「親を嫌う」という部分がクローズアップされるのは「親のくせに！」という意識がそこに強くあるから。
- 「親のくせに」子供を愛さない
- 「親のくせに」子供を面倒を見ない
- 「親のくせに」親らしいことをしない
ありませんでしたか？
ここには「親なんだから」という意識もあります。
で、この「親なんだから」の後に続くのは「〇〇するのが当然（当たり前）」です。
- 親は子供を愛するのが当然（当たり前）
- 親は子供の面倒を見るのが当然（当たり前）
- 親は子供に親らしく接するのが当然（当たり前）
親が嫌い！と思っている人は、このようなことを思っているわけです。
でも先ほども書いたように、それぞれに思考やイメージも違いますから、上記の感じだと一体何を求めているのかがよくわからないのです。
だから、「親が嫌い！」と思っている人も、突き詰めて考えると「何が嫌いなのかわからない」という人も中にはいると思うのです。
さらには、人はみんな違うから考え方なども違うわけですが、だからこそ、その表現方法やそれに対してどのような気持ちや考え方を持っているのか、も違うわけです。
だから、
子供の思い、考え方、意見、行動表現
と
親の思い、考え方、意見、行動表現
が違うと、まずここで意見が合わなくなるわけです。
親は子供の面倒を見るのは当然、当たり前、それができなきゃ子供を産むな！というのはもっともなことですが、「表面的な思いとしてはもっとも」と、私は思うのです。
とは言っても、ネグレクトやあらゆる暴力などを「しょうがない」と許している、というわけではありません。
しかし「そうなってしまう背景もある」ということは知って欲しいな、と思うのです。
知ってどうなるんだ？ということに対しては、「ただ知るだけ」でいいと思うのです。
全く背景も何もわからない状態で「それはいけない！」という一方的な気持ちではなく、「そういうことがあったのね。でもそれはそれ、これはこれでいけないことはいけないよね」という心のゆとり、隙間というものが作ってもらえたら、と思うのです。
これ、親を贔屓していると思われそうですが・・・はい、確かに親を贔屓してると思います。
でも私も親ですが、子供でもあります。
実はこの考え方を持つことで「圧倒的に子供の立場の自分自身が楽になる」のです。
そして何よりも子供の立場の人が「幸せになる」ためなのです。
親を憎んで嫌って文句を言い放って幸せになるなら、いくらでもすればいいです。
でもそんなことをしても、1ミリも幸せにならないし、さらには余計に自分を苦しめるだけになります。
実際、私も親です。
とは言っても世間一般的な「親らしさ」ということはしてないつもりです。
でもこの「世間一般的な親らしさ」というのも、めちゃくちゃ曖昧な表現で、私が心中で思ってることと、これを読んであなたが想像している「世間一般」の基準がそもそも違うと思うのです。
もしかしたら私の子供との関係性を聞いたとしたら「本当に親らしくない！」と思う人もいるかもしれないし、「いや、ちゃんとやってるじゃん！」と思う人もいるかもしれません。
世間一般の基準なんてないのです。
全て「自分の心の基準」な訳です。
例えば、数字で平均点などが出るとしたら、それは明らかな判断基準になります。
しかし人の思考や思いなどの「世間一般」や「当たり前」ほど不確かなことはありません。
そしてそれを連呼している人ほど、「柔軟性がない」考え方をしていて、「自分に厳しい＝人にも厳しい」になってしまうのです。
この「厳しい」は「制限をかけている」とも言い換えられます。
あれはダメ、これはダメ、世間一般の目を気にして自分らしく振る舞えないのです。
だから自由な振る舞いをしている人を見て「それは世間一般で見たら悪いこと、許されないことだよ！」と人を責めるのです。
続きます。
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