11月9日
★ブハラ観光3日目★
朝から郊外の宮殿へ出掛け、午後からは念願のスザニを買って一旦ホテルに帰ってきました。
そして!これから初・ハマムに行くのですっっ
ハマムとは、中東一帯にあるトルコ式の蒸し風呂です。
ここブハラにもあることは知っていて是非チャレンジしたいと思っていたのですが、昨日会った日本人の兄さんが「男性用のハマムの中を見たけどあんまり衛生的とはいえなくてそのまま出てきたんです」と話していたので、ビビリの私は午前中に下見に出掛けていました。
場所はカラーン・ミナレットの裏側の路地を少し歩いたところ。
ココです。16世紀から営業してるとか。
中を見せてもらうと全然汚いということはなく、むしろカラっと気持ちの良い空間だったので安心してその場で予約してしまいました。
値段はアカスリ、マッサージ、飲み物付きで130,000スム。
まるで13万円支払うような錯覚に陥りますが、実際は2000円弱です。
予約していた3時ぴったりに到着。
こちらがロッカールーム。
入ってすぐのベンチにおじさんが腰かけてて、最初ここが脱衣所だと思っていた私は激しく動揺。
「女性専用ですよね?!」と情けない顔で受付のおばちゃんを追求してしまいました(汗)
ここでは荷物をロッカーに入れるだけで、脱衣スペースは半地下のような場所。
この石の上に脱いだ服を置いておきます。今の時間は私しかいないよう。
服を脱いだらこの奥のあったかい石の部屋に案内され、そこに寝そべるように指示されます。
仰向きに寝そべっていると、全身がじんわり温められてなんともいい気持ちです。
と、気持ち良くなってところで目を疑う光景が。
さっき脱衣スペースに案内してくれたおばちゃんがパンツ一枚の姿で頭上に現れたのです。
で、でかい!!何もかもが!!!(゚Д゚;)
「チャーイ!」
私にお茶を持ってきてくれたのですが、おばちゃんの裸体のインパクトが凄すぎて一瞬フリーズしてしまいました(汗)
ですがこのミント・チャイはすーごく美味しい!ミントのいい香り~。
その後は全身をふわっふわの泡でワッシワシ洗われます。
日本のように、どっちかが椅子に座って「お背中流します!」な感じじゃなくて、立ったり座ったりなんだか変な姿勢を取らされたりとわりと忙しい。
と、それはいいのですが、おばちゃんが何かしてくれる度に体が彼女の大きな胸やらタップリした二の腕やらにたぷ~っと包まれてしまいドキマギしてしまいます。ど、どうしよう・・・
洗った後はウズベキスタンで一番熱いんじゃないかというお湯でバシャ~と流されます。こんな熱々のお湯はウズベキスタンに来て初めてだったので嬉しい。
そしてまた石の上であっためられて、お茶。
今度はおばちゃんも一緒にお茶タイム。
ここまで、おばちゃんはクールに英単語のみで私に指示を出していたのだけど、私が少しなら露単語も通じるのを知るとパアっと嬉しそうな顔になりあれやこれやと話をしてくれます。
私がロッカールームで見かけた男性は私の後に予約を入れているロシア人女性達のガイドさんだったらしい。
おばちゃん、最初は静かな雰囲気の人だと思っていたけど話し出すと陽気でテンションも高い。
ウズベキスタンの女性は落ち着いててシャイな人が多い印象だったけど、本当は違うのかもしれない。
日本の温泉のように、みんな素っ裸になってしまえば心まで開放的になれるのかもな。
お次は石の上に座り足をお湯に入れるとアカスリ開始。
ゴッシゴッシと擦られて出るわ出るわ。こんなにアカってたまるの!?というレベル。
アカスリが終わるとまたふわっふわの泡で洗われる。フローラルの香りがすごい。
熱湯で洗い流した後はパック。
一見泥パックだがおばちゃんはウズベキスタン・マスクと呼んでおり、ハーブや生姜が入っているそう。匂いはほぼ無い。
このパックの後は、信じられないくらい全身スペスベ。
そしてまたお茶。出てくる度に違う種類のお茶なのが嬉しい。
どれも美味しくてゴクゴク飲んでしまいます。
繰り返される裸のティータイムでおばちゃんとも打ち解け完全にリラックス。
最後はマッサージ。
グイグイ押されるのが痛気持ち良くてウトウト。。
ぼ~っとしてきた頃にサっと洗って終了。
おばちゃんが持ってきた大きな布で全身くるんでもらって、服を脱いだ場所に戻りました。
全部で1時間くらいでしょうか。
タオル類もたくさん用意されてて、使い心地も良かったです。
服を着ても不思議と全身サラサラしているから不快感がありません。
これなら一緒に頭も洗ってもらえばよかったです。(値段は一緒だけど洗髪はその場で選べました)
ハマムを出てひんやりした空気に触れるとまた快感。
心地よい疲労感。常に緊張感を持っている海外旅行先でこんなに開放的な気分になれたのは初めてかもしれません。
フワフワしながらホテルに帰りベットへごろん。し・あ・わ・せー!!
もう外に出る気もおこらずお昼寝タイムに突入です。
ハマム、なかなか刺激的で面白い体験でした!