ウズベキスタンでスザニを買う | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

11月9日

 

★ブハラ観光3日目★

 

スィトライ・マヒ・ホサ宮殿から一旦ホテルに戻り、ある決心をしてアルク城に向かいます。

 

ウズベキスタンに来てからというもの「自分用にもスザニが欲しいな・・・」と思い始めていたのでここブハラでは観光がてらスザニを物色し続けていたのですが、アルク城ですごく可愛い、細かい刺繍がしてあるスザニを発見してしまったのですっっ

 

※スザニとは、ウズベキスタンの女の子の嫁入り道具のひとつで、地域ごとに違う模様が刺繍された布のことです。

 

コチラです。

 

値段を聞くと値切っても85ドルまでと言われビビって立ち去っていたのですが、似たようなものを別の場所で探すも同じような柄が見つからない。

道場破りのように片っ端からスザニ屋さんを訪ね歩いたものの、見つからない。

 

ネットに頼ってみてもよくわからないばかりか、お土産物屋さんのスザニは天然染料ではなく人口染料を使ってる、、作りも雑、、などというネガティブな情報が次々入ってきてまた悩みます。

何しろウズベキスタンの露店で売られている商品には値札がないので、商品が提示された金額に見合っているかどうかは自分が判断しなくてはいけないのです。

 

まぁ、たとえ粗悪品だろうが私には判断できない、気に入ったんだからいいか!と最終なったのですが(笑)

 

少し値引いてもらって80ドルでお買い上げしました。

 

 

色や形の違う植物が連なってて可愛いんですっっ

 

全てが凝ってて細かい。。

 

私は普段から少し大きな買い物をした後で「なんでコレを選んでしまったんだろう・・・」と買った後にも関わらず沈んだ気持ちになることが多い面倒な性格なのですが、このスザニは別でした。

ホテルに戻る間に入れてもらった袋から中を覗きみるのも嬉しく、ホテルに帰ってもベットに上に広げてうっとりし、旅の間中、宿の部屋広げて飾っては「買ってよかったー!」を繰り返していました。

 

 

しかししかし、それにしてもブハラの人は商売上手。

 

旧市街のタキやお土産物屋さんも、ここまでの街の中でも抜きん出て情熱的な(しつこい、ともいえる)勧め方をしてきます。が、何とも言えない人懐っこい笑顔で来てくれる人が多いのでつい心を許してしまいます。

わりかし図々しい態度をとっててもニコニコ顔で相殺されるから不思議。

 

土産物屋に関していうと・・・

 

ヌクス→そもそも土産屋がない。

ヒヴァ→軽く勧めるだけでしつこくない。

サマルカンド→物凄い押しに逆にこちらが引いてしまう。

 

という具合だったので、ブハラの商売人は押し引きのバランスがかなり上手なのではないでしょうか。

今回のスザニを売ってたおじさんも、刺繍の素晴らしさと希少さを説いてこちらの気持ちを盛り上げつつ、「でも買うかどうかは君が決められるんだよ」という絶妙感。

 

 

ビューティフルだろ~!オレの妹が3か月かけて刺繍したんだ!

 

国や人が入れ替わっても商売人の魂は引き継がれているのでしょうか。

彼らにかかれば私など良いカモもいいところです。

 

でもそのカモにまで気持ち良く買い物させてくれるとは、さすがはシルクロードの交差点、ユーラシアを股にかける商人たちが行き交った街です。

 

帰国した今でもスザニを眺めてはウズベキスタンの思い出に浸ってます♪

 

 

 

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