月と星の宮殿へ | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

11月9日

 

★ブハラ観光3日目★

 

まさかの昨日と同じタクシーのおっちゃんと再会し、ビューンと一気にブハラ郊外の宮殿へやってきました。

 

やってきたハズですが・・・入口が・・・

 

ここ宮殿!?なんだか寂れた遊園地のような・・・

 

 

もしかしてかなり期待ハズレなのでは(゚Д゚;)という失礼な考えが湧いてきつつ・・・

 

スイトライ・マヒ・ホサ宮殿に入ります。(入場料+撮影料:20,000スム)

 

 

敷地内には孔雀がたくさん。孔雀って大きいし苦手なんだよな。。

 

と、思ってたらブハラ最後のハンが飼ってた孔雀の子孫なんだそうです。

 

こちらがそのハンの宮殿。(1911年建)

 

スイトライ・マヒ・ホサ宮殿はペルア語で『優雅なる月の星』という意味なんだとか。華やかー!

 

洒落たテラスは修復中。

 

さっそく星柄発見です。

 

今度はハートマーク!乙女な宮殿ですこと(#^.^#)

 

宮殿の中は博物館。

 

19世紀の日本の壺もありました。

 

カラフルなお部屋が続きます。特に天井が飴細工のようで可愛い。

 

キラッキラにデコられたハンの写真。

 

いきなり姫的な空間に。

 

全面花柄!

 

あれ?この部屋どこかに似ている、どこだっけ!?と想いをめぐらすと、サマルカンドで訪れた20世紀初頭のユダヤ人の邸宅(郷土史博物館)に雰囲気が似ているのです。

 

郷土史博物館の方。

 

この宮殿も建築は20世紀初頭だから、その当時の流行りだったのかなー。

モヤモヤしてたことが頭の中で繋がるとパァっと霧が晴れるような爽快さがあって快感です。

 

宮殿の見学を続けます。

 

謁見の間。他より際立って美しい。

 

中心にあるシャンデリアのために中央アジア発の発電機が据え付けられたとか。

 

悲しそうなライオン。君、アルク城にもいたよね?

 

民族衣装の部屋の壁。星の中に月マーク!

 

寂れてはいるものの、月に星に花にハートにと乙女モード全開!の宮殿でした。

 

 

宮殿を出たところでバスが停車しているのを発見。

 

ブハラの旧市街方面まで乗るバスを教えてもらい、次に来たバスに乗り込みました。

宮殿から乗り込んだのは私ひとり。

 

ガラン。

 

このバスで、すごい少年に出会いました。

12.3歳くらいの男の子で、バスの入口に立ってお客の呼び込みや料金の回収などをしているのですが、その動作がまたテキパキとしていて見ていてすごく気持ち良いのです。

 

バスターミナル?なのかバザールなのか、広場に立ち寄った時には大きな声で行き先を叫び、マルシュルートカやバスが渋滞しながら広場の出口に進む中もバスを小走りで追いかけながらお客さんを乗せていきます。どう見ても小6か、中1くらいの男の子が一生懸命に働いているのを見ているとなんだか感極まってしまいます。またその姿が堂々としていて、無駄な動作が一つもない。社会人になってもバタバタと落ち着きのない自分が恥ずかしくなります。

 

市街地に入り、そろそろ降りるくらいか?とバスが止まるタイミングを見計らっている私の方にサッと近づいてきて「ここだ!この角を曲がって真っすぐ歩けばラビ・ハウズだから!」とこれまた無駄なく教えてくれるその姿にまたグっときます。

バス代は700スムだったけど感謝も込めて少し多めに手渡しました。

 

ウズベキスタンでは、5.6歳くらいまでの男の子はみんな無条件に無邪気で、可愛くて、好奇心旺盛に近寄ってきます。でも、どこが境目なのか?ローティーンくらいの年頃になると一気に大人っぽくなっている気がします。こちらが困っているとサッと助言をくれたり、変な人に絡まれた時に追い払ってくれたこともありました。

少女マンガでこういう助け方してくれる男子いるよね!マンガでなら見たことあります!というような(泣)

 

ホント、「アンタ男だね~!」と、どっかのオバチャンになって叫びたくなること度々なのです。実際男の子達からしたら母親くらいの年齢なのでお姉さんと呼ばせるには苦しいです。

 

ブハラのバス。少年よ、ありがとう( ;∀;)

 

 

 

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