さよなら天才を生み出す街 | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

2013年6月25日

巡礼後の観光inバルセロナ


今度は乗り間違えることなくバルセロナのスペイン広場まで戻ってきた。


今日はバルセロナ最後の日。ランチはちょっと奮発してレストランで食べることに。
モンセットからの帰り、観光ガイドの中に『パエリアの本場、バレンシア出身の家族が代々経営するお店』として紹介されているレストランがあるのを発見。
私にとってのスペインの味、パエリアをリッチに堪能すべくお店へ向う。

スペイン広場から今度は地下鉄に乗換え最寄の駅へ。そこから予想どおりウロウロ迷ってよーやくレストランの前に到着。
レストランは見た感じオープンはしているけど、中に全然人がいない。
もしかして・・・ガイドブックに掲載しているものの地元では繁盛してないパターンの店か!?と疑いつつ中へ。

やや不安げな私をウエィターさんがソファの席に案内してくれた。

ひとりでバール兼用じゃないレストランってはじめてだからドキドキしてたけど、他にお客さんがいないことで逆にリラックスできたかも。


超絶美味しかったのが写真上の生ハムのパテ。


しばらく待ってパエリアが登場!
ウェイターさんがすっごくキレイにお皿に盛ってくれている間もあまりのいい匂いにクラクラ(笑)


たまらーんっっ


魚介の旨みがきいてて美味しかった。。。
少し味が濃い目だったけど、もしワインとかと一緒だとぴったりだったかもなぁ。

ごちそうさまでございました。


レストランの最寄の駅、パラ・レルの周辺は観光スポットの狭間にあるのに庶民的な雰囲気のエリアで、場末感漂う(?)店が点々とあったり、その辺でタベってる学生がいたりと面白かった。

途中立ち寄ったメルカドが中国人のおじさんがしてる店で、『日本で働いていたんだよ~、少し日本語話せるよ』みたいな言い出したときにはびっくりした。
巡礼路にあったような小さなメルカドでは5個とか3個とかでセット売りになってる商品でも小分けにして売ってくれてたがバルセロナに来てからはそんな店はなく不便を感じていたのに、このお店では快く対応してもらえた。ありがとう!



一度宿に戻りひと休みした後はまた街歩きへ。

宿の近くにあったけどまだ立ち寄ってなかった市場、ボケリアへ。



ここもすごい人!

市場の中を歩くのは本当に面白い。
肉も野菜も魚もお菓子もナッツも、何もかも大量にどーんとディスプレイして売っている。
中にはコレナニ?みたいな珍品があったりして。


観光客も多かったけど、普通に買い物にきてるっぽい人もいた。


肉ー!!


生ハムとかソーセージのお店はとにかく多かった。
私も生ハムをひと盛買って大満足。


フルーツ!!


やたらと多かったのがこういうフルーツジュース屋さん。

私が訪れたのが閉店まぎわだったようで、1杯2ユーロが1ユーロに値下げされてた上に、1杯買うと「これもね!」ってもう1杯分別のジュースをつけてくれた。
嬉しいけど、ひとりで2杯は多かったよ。笑


ビタミン補給した後は、昨日観光バスで走ったモンジェイクの丘へ。


バスから見えた景色がなかなか良かったから、最後にのんびり眺めてみたいと思ったのだ。

地下鉄で移動して、パラ・レル駅からケーブルカーのフニクラに乗換え。今日は随分フニクラにお世話になる日だなぁ。
そしてフニクラを下りた後、今度はゴンドラへ。



わーい♪


いい景色。

これで既に午後8時過ぎ。
まわりはカップルが多いから、デートスポットの定番なのかもしれない。
ひとりでゴンドラに乗っとる女なんて私くらいのもんやな。


そして丘の頂上に到着。


散歩道をてくてく。


モンジェイク城。

15世紀に要塞として造られ、19世紀以降は獄舎として使われていたらしい。
たしかにそれらしい屈強な外観。



庭園風?


中に入りたかったけど、クローズの時間とのこと。残念!


モンジェイク城のまわりには、元要塞らしく大砲なんかも配置されてたり。

上に乗って遊んでる人もチラホラ。



昨日みたリゾート感溢れるビーチと違い、こっちは硬派(?)な港。

そういえばア・コルーニャもリゾートエリアと工業エリアにきれいに分かれてたなぁ。



夕日を眺めつつ、下山することに。

歩きたい気もしたけど、暗くなってから知らない道を歩くのはやっぱり怖い。
ゴンドラの最終便に間に合うように早足で移動。



人が多ぎず少なすぎず、ちょうどいいまったり感がある場所だった。


地下鉄に乗り込みこのまま宿に帰ろうとしたけど、ふと「サグラダ・ファミリアをもう一回みたい!」っていう衝動に駆られて教会へ。
もしかしたらライトアップされてるとこが見れるかも♪と淡い期待もありつつ。。


地下鉄を降りてそのままサグラダ・ファミリアが見える公園へ。


薄暗い街明かりの中でもその存在感はさすが。

公園には思ったより人がいて危ない感じもせず少し安心した。日本人のカップルやグループもちらほら。



何にも知らずにここにきて、いきなり目の前にこんなんが現れたら怖いかも。


ライトアップはしないのかな?と思ったものの、三脚でカメラを構えている人が何人かいたからきっと大丈夫だろうと思い私も良さそうな場所でスタンバイ。

ただ10時前にもなるとさすがに真っ暗になってきて不安に。
さすがに女ひとりで夜の地下鉄はなぁ。。
もし10時になってもライトアップしなかったら諦めて帰ろう、、と思っていたら・・・



きたー!!

公園のあちこちから小さい歓声が上がる。


すごい!めっちゃすごい!
昼間に見たときも相当凄いと思ったけど、暗闇に浮かび上がるサグラダ・ファミリアは、なんというかこの世のものとは思えない異質感。


池に映る姿も迫力。。


もうため息しか出ない。


バルセロナに来て良かった。
私をこの街に引き寄せてくれたガウディに、思いがけず出会えたピカソにドメイクに、この街の魅力を散々(笑)語ってくれた巡礼仲間たちに、心の底からありがとう!


明日はこの旅最後の街、マドリードへ。






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