今日もどしゃぶりの雨。
案の定洗濯物も全然乾いてない。
そろそろ気持ちよく晴れてほしいな。
軽く朝食をとって７時半頃アルベルゲを出発。
アルベルゲ軒下で仕度をしていると、私のお腹くらいまでの高さがありそうな巨大な犬が！！
すっごいびっくりして慌てたけど、どうやら巡礼者が一緒に連れて歩いている犬のようだった。
犬の巡礼かぁ。
このプエンテ・ラ・レイナ、街の出口にかかっている橋がとても美しかった。
かつてこの土地を治めていた王妃様が命がけで川を渡ってサンティアゴを目指す巡礼者たちのためにつくった橋で、11世紀当時に造られたほぼそのままの姿を残しているのだとか・・・！
思わず見とれてしまうカッコよさ。
雨が強く、門のところからしか写真を撮れなかったのが残念！
これを渡りきったところで振り返ると橋の全景が見れて最高でした。
２時間近く黙々と歩き、シラウキの村に到着。
みんな雨仕様。
この↑お店で買ったパン・オ・ショコラっていうチョコデニッシュみたいなやつが美味！
疲れたときには甘いものに限る。
このシラウキの村、坂道・細道だらけなんだけど、なんだか赴きがあって好き。
村を出るときに、前を歩いてたおばちゃん２人組のテンションがいきなり上がった！！
ムイボニータ！！
ムイボニータ！！
あんまり繰り返すから私も覚えてしまった。
きっと感動を表す言葉。
だってそれしか考えられん風景が広がってたから！
雨の中でも歩いてきてよかった。
今日はぶどう畑をよく目にする。
何気なく来た道を振り返ったら、さっき出てきたシラウキの村が見えた。
カッコイイ！
その後はドロドロドロドロ、、、、ドロの道。
隣を歩いてたおばちゃんにカミーノはチョコレートウェイだね！って言ったら
チョコはハードが一番ね！って。笑
こんな道を荷物満載のＭＴＢも走っているのだから信じられない。
またがってる人の背中は跳ねたドロでえらいことになってた。
途中でみかけたユニークなカタチの橋。
そしてロルカの村に到着。
ここでまたちょっと休憩。
これはコラカオ。
あっためたミルクに自分でココアみたいな粉(と、いうか完全にココア)を入れて飲む。
日本だと絶対にない出され方だと思う。
私はあっためた牛乳の匂いが嫌いで絶対自分ではしないんだけど、今日飲んだこれは、ミルクがふわふわで臭みもなくて、なんだかすごく美味しかった。
ロルカのバールを出発したところでイタリアから来てた男の人に話しかけられた。
話しながら歩いてたら、
僕の名前って日本語だと何て意味なの？って。
実は、最初名前を聞いたときに「ポーニョ」って聞こえてた。
ポニョは魚の名前だよ！
違うよ、ポーリョだよ。
･･･痛恨のミス！笑
巡礼者型のお店の看板。
思わず立ち止まってしまった。
その後も降ったりやんだりを繰り返す中を歩き、午後1時半頃ビジャトゥエルタの村についた。
もう一つ先のエステージャの街まで歩こうか迷い、アルベルゲを見てから決めることにした。
巡礼路沿いに控えめにあった目じるし。
アルベルゲの前まで来るとチュンが先についてた。
ここに泊まる？12ドルだよ！乾燥機もあるよ！
窓から顔を出して教えてくれた。
12ドルかぁ。
ちょっと高いけど乾燥機が使えるのは今日の宿を決める上で最優先事項だ。
ここに泊まることに。
いい感じのレセプション。
中に入ると、モデルさん！？と疑いたくなるようなスタイル抜群の女の人が受付をしてくれた。
最初はものすごい早口でアルベルゲの説明なんかをしてくれてたのだけど、私が日本人だとわかると一気に表情が明るくなり、ケイスケ・クワタのTSUNAMIが大好きなの！とても美しい曲だね！って。
やはり日本のことが褒められるのは嬉しい。
案内された部屋はこちら。
･･･二段ベットじゃない！！
広い部屋にベットが５つしかない。やったー！
二段ベットだと片方が動くとベットがギシギシ動いてしまうからどうしても気を使ってしまうのだ。
そして、洗濯スペースにはなんとシューズを洗える場所まであった。
ラッキー！
みんなドロドロになったシューズを洗って干している。
洗濯機と乾燥機は自由に使えないようだったので、先ほどのお姉さんにお願いすることに。
私もシューズを洗っていると、直径１ｍはありそうな大きなフライパンをもったお姉さんがやってきた。
もしや、、と思って尋ねると、やっぱり！！
パエリヤ用のだ！！
今日のアルベルゲのディナーはパエリヤらしい。
美味しいわよ～って！！
･･･ぅー、、食べたい！！
でもアルベルゲで食事を希望すると、希望者みんなでテーブルを囲んで食べることになる。元々人見知りだし、外国語もさっぱりだし、、どうしよ。。。
あー！でも手作りパエリア！！
･･･パエリアが勝ちました。
まぁ、なんとかなるでしょう。
夕食の時間まで村を散歩することに。
静かな雰囲気の村。
アルベルゲの近くにあった教会。
昨日に引き続き中の見学はできず。
路地でサッカーをしてた子ども。
かなりの急坂にも関わらず、上に下にと走り回っていた。
すごい体力がつきそうだ。
小さな村だから散歩もあっという間。
アルベルゲでのんびりしていると、さっきのお姉さんが。
eriko～彼女あなたと同じ部屋だから！
紹介してくれたのはベリーショート、を通り越して坊主頭？の女の人。
実は最初男の子かと思ったが、
声は女性の声だし、よく見るとセンも細くて小柄だった。
第一印象強すぎ。
そしてついに夕食の時間♪
キッチンにいくと･･･
わー！！！
すごい美味しそう！！
一気にテンションが上がる。
同じテーブルの人と軽く自己紹介。
アメリカからやってきた仲良し２人組のテリッサとアリッサ。
フランス人姉妹のキリハとミリアム。
お互いに自分の国の言葉以外はほとんど話せなかったが、それぞれが言いたいことを伝えようと頑張るから会話が続く。不思議！
そして期待以上に食事はどれもこれも美味しかった！
待ちに待ったパエリヤ！
美味しすぎ。
日本で私が食べたパエリヤって何だったんだろう？！
初・スペインワイン。すごく飲みやすくてびっくり。
美味しい食事のおかげでテンションが上がっていたおかげか、心配していた言葉のこともいつの間にか頭から消えてたと思う。
最初は巡礼について話してたのが、だんだん女子会トークっぽくなっていったのも面白かった。
デザートを食べる頃にはもうすっかり満足。
プリンも手作りみたいで超美味！！
すでに満腹だったけど全部食べきった♪
食べ終わっても隣のテープルの人も混じってワイワイしてて、気がついたら２時間以上経ってた。
まさかこんなに楽しめるとは思ってなかったから自分でもびっくりだ。
なんだかとても濃い一日だった。
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