巡礼4日目〜絶景が続く日〜 | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

5月17日

昨日の夜は日本を出発して以来はじめて朝まで熟睡できた。
目覚めもすごく自然で気持ちよかった。

身支度をして、昨日買っておいた食材で朝ごはん。
自由に使えるキッチンがあるってありがたい。

ベットにいたインガたちにお別れの挨拶。
彼女たちの巡礼が来年もすばらしいものになりますように!


名残惜しいけれど、大好きになったパンプローナの街にもお別れ。
今度この街に来るときも巡礼のひとりとして訪れることができたらいいな。

城壁の外に出たところで、オランダのマリアーラに会えた。
少し話して、また後でねー!!
って軽く挨拶して歩くのが速い彼女を見送った。
(でも、彼女と会えたのはこれが最後だった。また会いたかったなぁ。)



ランニングとかしたら気持ち良さそう。

しばらく歩いたところでこんな看板を発見。


日本語があるー!!

他の巡礼はどんどん先に進んでいたけど、私はこのスタンプをもらいに行くことにした。

ここはナバーラ大学。
敷地内のどこかにスタンプがあるようで、迷いそうになりながら歩くとそれらしい場所を見つけることができた。



本当にここでいいのか?
というくらい立派な建物の中で、優しそうなおじさんがスタンプを押してくれた。



しばらくはパンプローナの郊外を歩く。



正面の山を越えるようだ。
ピレネー越えのときのような開放的な景色でテンションは急上昇!!


歩いている途中でまたパラパラ雨が降ってきたが、
連日の雨ですっかり雨に抵抗がなくなってしまった。


日本ではもう終わってしまった菜の花がここでは全盛期。春だなぁ。


菜の花と緑のグラデーションが本当にきれいだった。

しかしここから雨が強くなってきたのでカメラはしまって歩くことに集中。。
気がつけば地面はドロドロ。
ものすごく足場が悪い場所が2.3箇所あり、転んでしまう人も続出だ。
私もかなり危うかったけど偶然居合わせた人に助けてもらい、セーフ!!

雨が上がり、辺りを見渡すと素晴らしくいい眺めだった。
こんな場所があるんだな。







地面はまだまだドロドロで歩きづらいけどいい景色のおかげで元気に歩ける。



登ること3時間、、


ついに頂上に到着。

ペルドン峠だ!
あんなに小さく見えていた風車の真下にいるんだと思うと嬉しい。


巡礼のモニュメントの前ではみんな立ち止まっての記念撮影。

私もここで仲良くなっていた韓国の女の子チヨン、チヲン、チャウオン(最初聞き取れなくて焦った)と写真をパシャパシャ。
この3人はひとり旅の私を何かと気遣ってくれていた。
優しいなぁ。


ペルドン峠の向こう側。絶景~!

休憩しつつしばしのんびり。





ゴツゴツの道を下る。
今度は歩きやすい道だ。

いくつかの小さな村を抜けながら進むのだけど、
なんだかもう景色が良すぎた。




春に来てよかったー!!

しばらくすると日本の住宅地と似た雰囲気の場所についた。


空模様が。。


オバノスの村。中心の広場を囲うようにある門がかっこいい。

もうだいぶ疲れていたからこの村のアルベルゲに泊まろうか考えたけど、まだ2時くらいだしと思い先に進んだ。
けど、これが間違いだった。

この村を出るところの坂、これが思わぬ急な下り坂。

注意してゆっくり下ってたつもりだったけど、左膝がものすごく痛くなってきた。

あーこれはやってしまったかも。


次の町までの道のりが長い。
実際は2.3キロだったみたいだけど、何倍にも感じた。


人の畑の裏?

1時間近くかかってプエンテ・ラ・レイナの町に到着。




アルベルゲの手前で見つけたバラ。

写真を撮っていると、後から歩いてきた男の子も立ち止まって隣で写真を撮り出した。
この男の子、薔薇が似合いすぎてたから心の中でバラ王子と呼ぶことに。




プエンテ・ラ・レイナの町は教会がいくつもあったけどそのどれも閉まっていて中に入ることができなかった。残念!


そういえば、wifiに繋ぐために入ったバールで頼んだクロワッサンにナイフとフォークが添えられててびっくりした。
クロワッサンってパンじゃないのか!?

そして私は少し歩くだけでも左膝の違和感がぬぐえない。
まだ4日目なのに!涙
明日は無理せず早めにアルベルゲを決めよう。


アルベルゲの洗濯物干し場にて↓


最初見た時はなにか未知の乗り物かと思った。
こんなに荷物があって進むのか!?
すごい人がおるなぁ。



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