「小樽市内で飼い主が倒れてしまい猫が多数取り残されています」
もう何回、何十回と聞いた言葉でしょうか。
新たな多頭飼育案件に着手することになりました。
飼い主さんは現在入院中
元々は同居していた親御さんが飼育していた猫たちとのこと
ツキネコ北海道に相談をしてくれたのは小樽市のボランティアグループ【cat life support小樽】さん
前年度も一緒に案件を何度か協力しあっていたり、譲渡会を一緒にしています。
後志振興局の職員さんと連絡を取り合い、レスキュースタートしていました。
全頭の保護が難しいとのことでしたので、まずは現地を訪問して猫たちを確認して来ました。
思っていた以上に厳しい現場でした。
多頭飼育崩壊ならではの、アンモニア臭と淀んだ空気・・・。
これは目の当たりにしてみないと分からないのですが、今回も同じような現場です。
この日は人に馴れている子たち2匹を引き上げてきました。
今回の案件、管轄は後志振興局になりますが、これまでの対応とうって変わった点があります。
それは、「北海道」の行政機関が民間の助成制度を利用する手続きが出来ることになったのです。
ツキネコ北海道がNPO化して今年で12年になります。
この10年以上、「北海道」としての助成申請は出来ないと断られ続けてきました。
理由としては、「前例がない」、「公平性の観点から」とのことでした。
何度「前例をつくって欲しい」と訴えてきたかわかりません。
北海道にも愛護センター<あいにきた>が今春開設されました。
各市町村、各愛護団体およびボランティアに頼るだけでなく、行政機関として変わっていく時が来たのだと思います。
ただ、札幌市、旭川市は愛護センターはありますが、まだまだ地方部にいくと猫の一時収容すらままならない地域もたくさんあり、地元愛護推進員、ボランティアさんは苦慮しています。
行政機関からの依頼案件は、民間団体の金銭的・人道的負担も多くなりますがここを協力しあえることで解決までの道筋が出来ていければと思っています。
ここからが始まりになるので、北海道内で起こる野良猫、捨て猫、多頭飼育など猫の問題を1つでも防ぎ減らしていければと思っています。
今回の小樽市内の案件は、先に連れて来た2匹・catlifesupportさんが先に保護した成猫と子猫で4匹をまずは受け入れました。
里親募集まで少し時間のかかりそうな子たちなので、元気になれるようケア中です。
是非、この子たちに新しい家族が見つけられるよう応援してくださいね。
残りの猫達はベッドの下に隠れてしまい、頭数さえ確認するのが難しい状態。
一度ここも取り払わなければ全頭保護までは難しそうです。
小樽市及び近郊の問題は札幌市のNPO団体のツキネコやニャン友さんが長く関わってきましたが、
正直なところ根本的な解決には至っていません。
現在は立ち上がったばかりの小さな保護グループやボランティアさん達が必死に動いているのです。
この現場も解決まで毎日現地のボランティアさんが餌やりに通わなければならない現状で、当の飼い主さんは費用さえ払う気がないそうです、、、、
もうそろそろ地域だけの問題としてではなく、北海道全体の問題として
市町村、北海道が官民一体となって向き合わなければならない時に来ています。
この様な現場を見てここで人や猫が暮らしているということを、放っておける方が不思議です。
ツキネコは現場に入った以上、解決するまでやめることはできません。
思考を停止することは人として間違っていませんか?
モノを言える団体になろうと決めてここまで突っ走って来ました。
まだまだ歩みを止めるわけには行かないのです。
人間が人間らしく生活すること
伴侶動物の犬や猫が適正に安心して暮らせる場所を与えてあげること。
それを誰が一体するのでしょう。。。
ひとりではできないことも、たくさんの気持ちが集まって考えていけば絶対解決していくと思うのです。
今こそ自分たちの地域のこと、身の周りに目を向けてみませんか?
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