脳性麻痺、全盲の猫《ネネ》の日々。 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道のブログです。
イベント情報や保護猫レスキューなど日々の活動をブログで発信します。



布団から這い出して、いつにまにか台所へ


ネネの姿がありました。

お腹が空くと自力で動き出し、しかもご飯のあるところわかるから凄いポーンポーン



ご飯の介助は必要なので、自分の太もも辺りにクッションを置いてかかえる様にしてご飯タイム。


カリカリもしっかり食べますよ。


自分でグルーミングが上手くできないので

ご飯の後はしっかり顎の下や顔まわりを拭きあげます。


特に口内は念入りに。


一般的に猫の歯磨きは難しいですよね。
ネネの場合は濡らした布巾を噛む様にさせ
その後水を飲ませて口内をできるだけきれいにします。


7〜8才になってくると歯石による歯肉炎、歯周病が起こり抜歯などが必要となってきます。

私も経験したのですが【歯】🦷本当に大事です。
猫は痛みに強いので、痛くなってからは遅いので
飼い主さんがしっかり見極めてあげましょう。

当団体では保護猫達も口内の匂いや、ご飯の食べ方を見極めて病院へ
スケーリング手術は有効です。
*費用も高額になるので、医療費の準備も必要です。

個人的見解ですが痛み止めのステロイドを常用することはお勧めできません。

口内歯の痛みでご飯を食べれなくなるのは本当に辛いことですよね。

実は昨日
保護猫がご飯を食べる時に様子がおかしいとのおとで、あみたに先生にお願いしてきました。
結果。。。



こんなに抜歯することに( ̄O ̄;)
やはりたくさんいる保護猫達。
なかなか気付いてあげることができませんでした。


歯のお話が長くなりましたが
ネネはその後
おトイレタイム。


自宅はフローリングになっているので、
床にマットを敷いて寝ています。

夜中のトイレや、てんかんもあるので
ほぼ一部屋で生活。
ネネに合わせて生活がまわっています。


というのも、ネネはつい最近まで
ずっとツキネコカフェで保護猫達と一緒に生活させてきました。
面倒はスタッフやボランティアさんがほぼみてきたので、私は名ばかりの飼い主でした。

「障がいのある猫を飼うなんて、なんて素晴らしい方なんでしょう」という目で見られると面映い思いに苛まれていたのです。

ヤギ兄さんの飼育放棄を決めて、新しい飼い主さんに託したのを機に自宅に連れ帰ることを決めました。
生活していく中でてんかんがあることがわかりました。
幾度となくツキネコでは夜中に苦しい思いをさせてかと思うと後悔の念に耐えませんが、これからは今までの分しっかり愛情をかけていこうと思います。

自宅には19歳と高齢の分離不安の《ドロ》がいます。



この猫も離婚など私生活の変化や、私の活動が忙しくなりかまってあげることができなくなり
分離不安にさせてしまいました。
これまではどんな保護猫も受け入れてくれませんでしたが、殆ど寝ているネネは嫌々ながらもどうにか受け入れてくれています。

たぶん、、、😓😓


今はネネも
やっと本当の家猫になり
『私の家族です』
心から言えます。

今は、毎日
一緒にツキネコに出勤しています。



時にはソファから転げ落ちたり
いつもネネは逞しいです。












今では
ネネは皆さんの
癒しに
またパワーをもらうと
大人気です。

脳性麻痺、全盲の猫を迎えることは
そんなに簡単なことだはありませんでしたが、
ネネと出会えて
今だからこそ
本当に有り難さを噛み締めています。



ありがとう
ネネ
これからはずっと
一緒だよ。。。



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