【歌詞深読み】抱き寄せ高まる君の体温と共に | 5th WANDS Activity Record

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第5期WANDS の活動記録メモ。

【歌詞深読み】

「抱き寄せ高まる君の体温と共に」

作詞:上原大史 作曲:柴崎浩

 

めちゃくちゃ久しぶりに歌詞深読みをやってみました。

じーっくり歌詞を読んでいくと、こういうことかなぁと解釈の幅が広がったり、新しい発見もあっておもしろいです。

なお、あくまで私の解釈なので、あってるあってないってもんではないです。そんな解釈もあるかな~?ぐらいで読んでもらえればと。

 

この長いタイトルは、往年のビーイングを彷彿する感じで、なんだか懐かしさを覚えました。

当時のインタビュー記事では、恋愛ソングだけど付き合いたてのホットな関係ではなく、長く付き合いがある、落ち着いた感じの関係性といったことをおっしゃっています。

 

 

改めてじっくり歌詞を読んでみると、この曲は長年付き合っているカップルの彼氏が、プロポーズの言葉を迷っているといったストーリーかなと思いました。

(性別は明言されていませんが、おそらく男性目線の曲でしょう)

今日はもうバイバイ手を振った
なのに君は幸せそう
明日のことをもう考えているのかな

付き合いたてのカップルならば、「帰りたくない」「ずっと一緒にいたい」という気持ちが強いと思います。

このカップルの関係性が安定しているからこその「なのに君は幸せそう」かなと感じました。

すでに決まってたようなシナリオ
奇跡なんてチープな言葉じゃ足りない
君に想い 伝えたいけれど
 
どんな言葉を選んでも なんか嘘っぽくなるんだ
あの頃より少しは 優しくなれたかな

主人公は、彼女へのプロポーズの意思があり、その言葉選びに悩んでいる感じ。

 

2番のAメロでは、付き合いたての気持ちを思い出しています。

熱くてキラキラしてた頃
今となれば照れくさい
恋とか愛とか憧れていたのかな
 
まだ夜はちょっと寒い
少しぬるくなったミルクティー
僕にはこれくらいが丁度いいけれど

「少しぬるくなったミルクティー」は、アツアツじゃない関係性の方が心地よいって意味合いかな。

この言い回しは、なんとなく90年代っぽいなと思いました。

 

どんな服を選んでもなんかしっくりこないな
あの頃より少しはお洒落になれたかな

プロポーズ前の洋服選び。緊張感が伝わります。

 

サビは、プロポーズの言葉だと思います。

抱き寄せ高まる君の体温と共に
痛みも悲しみも全部 感じていたい
迷った時には一緒に出口探そう
Sha-la-la-la-la 鼻歌でも 
口ずさみながら 同じテンポで歩いていこう

このカップルは、どちらかが主導権を持って進めていくようなタイプではなく、お互いが自立し合った関係性のように感じます。

「俺(私)が」ではなく「一緒に」というのがとても良いなぁと思いました。

「同じテンポで歩いていこう」というのもお互いを尊重して進んでいこうとねという気持ちが感じられます。

すごく今っぽい関係性ですよね。

この主人公はモラ夫にはならなそうだな・・・なんてw

 

この曲、ドラマの主題歌(サイレントヴォイスという心理系の刑事ドラマ)でしたが、内容は全然違ったものでしたね。

先日のFANDSミーティングでは、久々に生歌が聴けて嬉しかったです。

そういやFANDSでは、結婚の話題が結構出てたなぁ・・・w