『世界は「使われなかった人生」であふれてる』..何を望んでいたか わからなくならないように... | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



19年前に読んだことのある本。





『世界は「使われなかった人生」であふれてる』

(暮しの手帖社)


沢木耕太郎さんが さまざまな映画を鑑賞して書かれたエッセイをまとめた本。


雑誌「暮しの手帖」に連載されたものの中から。



この中の、ある言葉を

今どうしても紹介したくて 私は、

わざわざ仕入れました。


(600円の予定)



....母の死後、

あらためて この言葉を思い出し、

おろか者の私の心に グサッと刺さったのです。




..『重要なことは、

どのような望みを抱くかにあるのではなく、

抱いた望みを忘れないことである。


つまらぬ望みを抱くことを恐れる必要はない。


真に恐れるべきなのは、

あまりに多くのものを望みすぎ、

何を望んでいたかさえ 

わからなくなってしまうことだ。』



沢木耕太郎


『世界は「使われなかった人生」であふれてる』より



....まさに、私が そうだったのかもしれません。


多くのものを望みすぎ、

真の望みが何か わからなくなって....。



....もし、


「一番やりたいことは何ですか?」と聞かれたら、


「一番やりたいことは もう、

できなくなりました...」


と 答えます。


「私は とんでもない おろか者でした...」と。



母に もっと生きてもらって

まだまだ病院の付き添いも したかったよ...


母の生きてる間に実現させたかった事が

ことごとくできなかった...。


ゆっくりおだやかな最期であってほしかった..。


なぜこんなつらい結果になってしまったのか、神のみぞ知ることかもしれないけど...


けっきょく私は、

母との生活への感謝が足りてなかったんだな...


と思い知るような日々...。



真の望みがかなえられなくなってしまった私はこれから

どうしたらいいだろう...?


そんなことを思ってつらくなっている時に

予告なく誰か好きな人が 

家や店を訪ねて来てくれると 心が救われる。


そんな日々。



 

 




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