『ちいさな島』それは静かに感動を呼ぶ絵本 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。


もしかして、
この大好きなすばらしい絵本を、
まだこのブログで紹介したことがなかったのでしょうか...?

(あまりにたくさん書いてきたので時々わからなくなることが...)

なかなか仕入れられなかったからですね。
今なら1冊入ってます。850円。





『ちいさな島』

ゴールデン・マクドナルド 作
レナード・ワイスガード 絵
谷川俊太郎 訳

童話館出版


絵本好きな人なら、
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの名前をご存じと思います。

この本の作者名、ゴールデン・マクドナルドというのは、マーガレットさんのペンネームのうちのひとつだそうです。


100冊以上の絵本を作られていたそうですが、なんと42歳で亡くなられていました。

若いうちに非常に優れた仕事をされていたのですね...。尊敬。


この絵本は、たぶん、
私が初めて他人に向けて声に出して読み語った絵本でもあります。
3年前の夏に。

そういう意味でも、スペシャルな1冊。


この絵本を知ったのは、
何年も前のテレビ番組。

かなり前なのでよくおぼえてませんが...
女優の石田ひかりさんが、たぶん
この絵本の島のモデルとなったといわれてるような場所(アメリカ)を訪ねる、旅の番組でした。


このすばらしい、
最後のページの言葉を読んだ時に
自分の世界にじんわり広がっていく、
静かな、けれど しっかりした感動を、
私と同じように感じてくださる人がいればなぁ....と、
心から願っています。


若い頃考えていたようには、
外の世界に対して
全然たいしたことは何もできてないけど、
こうして、すごくいいと思うものを誰かに伝えて、
ほんのわずかな達成感のようなものを
私は感じたいのだな...と思います。


自分用(読み語り用)のも店に置いてますので
ご興味のある方はいつでもお声かけください。