初めて書くと思いますが、これもまた 店主のかなりお気に入りの絵本です。
ハードカバーではない薄い方の本を1冊置きました。
『ジオジオのかんむり』
岸田衿子 作
中谷千代子 絵
福音館書店
こちらは2005年の印刷ですが、
もともとは 1960年に発行されたものでした。
時代に関係なく人気があることがわかります。
いつのまにか年をとり、かつての強さや気力を失ってしまった、
ライオンのジオジオですが、
その代わりに得たものとは、何でしょうか。
ぜひ、皆様ご自身で感じていただきたいと思います。
大人にこそ。
最後の場面に、心やすらぎます。
これは前にも書いたはずですが、中谷千代子さんの絵も 好きです。
こういう、息の長い絵本は、その印刷された年代によって、
紙質が違っていたり、絵の色にけっこう違いがあったりします。
そんなことに人一倍敏感な私は、ちょっとガッカリすることがあります。
だいたいは、新しいほうの本の色の出方にがっかりします。
好きな絵本は なるべく古本で集めたいと思うのは、 そんな理由もあります。
こだわる方は どうぞ色々見定めてください。