『ジオジオのかんむり』 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。


初めて書くと思いますが、これもまた 店主のかなりお気に入りの絵本です。

ハードカバーではない薄い方の本を1冊置きました。


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『ジオジオのかんむり』
岸田衿子 作
中谷千代子 絵

福音館書店


こちらは2005年の印刷ですが、
もともとは 1960年に発行されたものでした。


時代に関係なく人気があることがわかります。



いつのまにか年をとり、かつての強さや気力を失ってしまった、
ライオンのジオジオですが、
その代わりに得たものとは、何でしょうか。


ぜひ、皆様ご自身で感じていただきたいと思います。

大人にこそ。


最後の場面に、心やすらぎます。



これは前にも書いたはずですが、中谷千代子さんの絵も 好きです。



こういう、息の長い絵本は、その印刷された年代によって、
紙質が違っていたり、絵の色にけっこう違いがあったりします。

そんなことに人一倍敏感な私は、ちょっとガッカリすることがあります。

だいたいは、新しいほうの本の色の出方にがっかりします。


好きな絵本は なるべく古本で集めたいと思うのは、 そんな理由もあります。


こだわる方は どうぞ色々見定めてください。