この記事は2902文字です。(読破予想時間:約6分54秒)
僕は眠る時は、いつも夢を見る。
以前働いていた職場の同じ部署に、夢を全く見ないと言っていた女性がいた。
彼女は、母子家庭で子育てをしながら働いていて、慢性的に寝不足気味の人だった。
夢を全く見ないと言う事はきっと、質のいい深い眠りについているのだろう。
僕が思うに、夢を見ないと言うよりも起きた時にはもう忘れていると言うのが正確な所なのではないかと思っているが、それについては、何が正しいのか僕には分からない。
短い睡眠でぐっすり質のいい睡眠を取る事が出来る彼女は、いわゆるショートスリーパーといわれるタイプなのかもしれない。
僕は逆に、夢ばかり見ているので、おそらく眠りは常に浅いと言う事で、あまり質のいい睡眠はとれていないと言う事なのだろう。
これは、子供の頃からずっとそうだ。
僕の中では、眠ると言う行為=夢を見る行為と言っても、ほぼ間違いない域にある。
例え一瞬の短い眠りであったとしても、眠って夢を見なかったなんて記憶は一度もない。
僕が自覚する限り、眠る時はいつも何かしら夢を見ている。
つい先日見たテレビ番組の話だ。
その番組は夢をテーマにとりあげていて、「夢を見ている時、それが夢であると分かっているかどうか」と言う質問を、スタジオの出演者全員に投げかける場面があった。
その結果は、僕にとっては意外なもので、ほとんどの出演者は、夢を見ながらそれが夢であると自覚しているのだ。
不確かな記憶だが、十数人はいた出演者の中で、夢を夢と自覚・認識してしていない人は僅かに二人ばかりだった。
僕は、夢を見ていてそれが夢であると自覚している事などない。
少なくとも、「あ、これは夢だ!」と思った記憶は僕の中にはない。
皆が僕と同じ様な感覚なのかと思ったら、どうやら僕は少数派な様だ。
◇趣味・感性がいつもマイノリティー
昔のドラマや漫画で、夢かどうか調べる為に、ほっぺたをつねってみると言う場面がよくあったが、そんな風に夢かどうか疑うと言う域に達した事すら僕にはなく、ドラマや漫画でのその様な描写は、僕にとっては現実離れした滑稽な描写でしかなかった。
しかし、このテレビ番組の結果を見た今では、昔のドラマや漫画の描写の様に、現実に、夢かどうか夢の中で迷う様な人もたくさんいるのかもしれないと思える。
とにもかくにも僕の場合は、常に、夢を見ながら夢だとは自覚していない状態なのである。
「夢に色は付いていますか?それとも白黒ですか?」と言う様な質問もよく聞く。
それに、誰しも明確に、自分の夢は白黒だとかカラーだとか答えている。
しかし、僕は、色があるかどうかの認識すらない。
夢をしっかりと思い出せているのに、そのどちらであるかすら分からないのだ。
昔、車にひき逃げされた事があって、その車が自分の前に立ちふさがった映像はハッキリと記憶に残っているのに、その車体の色を尋ねられた時に、全く分からなかったと言う経験がある。
あの感覚に非常に似ている。
かと言って白黒映像で見ている訳でもないのだ。
何とも説明がしにくい世界観だ。
僕の夢は、キチンとしたストーリーなどいつもない。
場面も登場人物もどんどん変化していく。
なので、どんな夢を見たかと訊かれても、ストーリーそのものを説明する事など、到底出来はしない。
一つの場面だけ切り取って、「誰々がこんな事をしている夢を見た」と説明する事は出来る。
だがそれは、本当にカメラのシャッターを切る様に、一場面を抜き出しただけの話で、何故、その夢の中の人物がそんな事をするに至ったかの説明など不可能といってもいい。
その前の場面も大抵は、その場面と何の繋がりもなかったりするのだ。
但し、ストーリーがあると言う訳ではないのだが、いくつかよく見る夢があって、それらの夢に関しては、どんな夢なのかは説明出来る。
例えばその一つはこんな感じだ。
現実には心当たりのない、全く記憶にもない家が、毎回その夢では登場するのだ。
つまりは、行った事のない場所なのだ。
一説によると、人は記憶にない物を夢で見たりは出来ないと言う話を聞いた事があるので、もしかしたら、忘れてるだけで知ってる場所なのかもしれないし、或いは、映画やドラマで見た家なのかもしれない。
場面はいつも夜。
毎回、その家の周囲をうろうろした後に、玄関先の階段を登って玄関を入る。
そして、家の中を歩き回るだけの夢だ。
中に入ると、その家は、長い間空き家になっている風で、床には時折、廃材が落ちていたりで埃がたくさん積もっているそんな家だ。
夢の中身はそれで全てである。
特にストーリーらしきものはないが、僕の見る夢の中では、比較的かなり説明しやすい部類の夢だ。
その夢を、子供の頃から不定期に、そして比較的よく見るのだ。
そして、以前記事にした事がある予知夢。
◇各種超常現象の中で有り得ないのは、ずばりこれ!
これも僕が見る夢の種類の一つだ。
予知夢と言ってしまうと大袈裟に聞こえるが、デジャブーではなく、夢の通りの展開に現実になってしまうと言うヤツで、頻度は別にして、経験者も多い、そんなに珍しい話ではない夢の事だ。
大地震を当てたとか、そんな大きな話ではない。
人生に何の影響もないほんの些細な話がほとんどだ。
僕の場合、考え事と言うと、哲学的な考え事もけっこう多い。
哲学的な考え事や複雑で小難しい考え事も多い反面、けっこうファンタジーな妄想の中にいる事も珍しくない。
僕の場合、そんな風にいろんな考え事をしていると、知らない間に、考え事が夢に移行していく感覚に陥る事がしばしばある。
こんな時は、高確率でそのまま夢の世界に落ちてしまう。
歌詞を考えてる時も同じく要注意で、歌詞の世界観から徐々に夢の世界へ誘(いざな)われている事も多く、そのままどっぷり夢の中なんて事もよくある事だ。
僕の場合、夢の世界と現実の頭の中は、物凄く近い関係で、すぐ隣り合わせにあるだとか、延長線上にあるだとか、そんなイメージを持っている。
今回の記事は、友達同士の雑談的なイメージの記事です。
僕の見る夢はこんな夢だと紹介してみただけの話です。
こう言った夢を、精神医学の分野や科学的な見地から、フロイトやユングの様に分析されるのも好きですし、霊感的な夢判断や、夢占いの観点で話を聞くもの好きです。
夢の内容は、悪夢と呼べる物も少なくはないですが、眠って夢を見る事は好きな方です。
そして、起きている時にあれやこれやと妄想の世界に浸るのも幼少の頃から大好きで大切な時間です。
そういや、眠るのが好きな人は、現実が辛過ぎるのだと、そして、現実逃避で夢の中へ逃げ込んでいるのだと聞いた事があります。
僕がそうなのかどうなのかは別にして。(^o^;)
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