この記事は2427文字です。(読破予想時間:約5分46秒)
何気なく読んだ記事で、ちょっと「分かる!」って部分があったので、記事のレビューを兼ねて、その話をしたいと思います。
いつか元記事が削除されてしまう日に備えて、元記事のこのレビューに関わる必要部分の要約を載せておきます。
この記事は、歌手の愛内里菜さんが垣内りかさんとして歌手復帰すると言う内容と、それに伴って引退した時の事、そしてこれからの事やその他のインタビュー記事です。
そのインタビューで、歌手を引退する前の葛藤が語られています。
歌詞を書くと言う立場の中、いろいろと自分が嘘で塗り固められていく事への葛藤。
そこから抜け出せないジレンマ。
期限に追われて納得がいかないままに曲をリリース。
納得がいかない曲を「最高」だと宣伝しなくてはいけない心の内。
そんな心境が語られています。
この記事を取り上げながら、こんな事を言うのはとても申し訳ないのですが、僕は、この方をあまり知りません。
それでも名前くらいは知ってましたし、歌手だと言う事は知ってましたので、J-POPでは相当のビッグネームで超売れっ子なんだろうなと言う事は察しがついてました。
ただ、曲を聴く機会に恵まれなかったと言う事だと思います。
でも、垣内(愛内里菜)さんの話は、一人のアーティストとして、共感出来る話であったので、取り上げさせて頂く事にしました。
僕の場合、今はソロで自由にやってますので、レコーディングの期限や納期に関してはそこまで追われる事はありませんが、売れてるとか売れてないとか関係なくバンドで活動していた時は、期限は当然あるし、納得のいかないままリリースなんて事は当然の様にありました。
そのストレスから解放される為に、全てを自分でやると言う苦労を背負い込んだと言うのは、ソロでやろうと思った動機の中の1つではあります。
数ある動機の中では優先順位の低い動機ではありましたが、それがなくなると精神的に楽だし、より納得のいく作品が出来そうだと思ったのは確かです。
僕は、自分の過去のバンド時代の話は、このブログでもあちこちで書いてますが、何て言うバンドで活動してたとか、どんな音源をリリースしたかだとか、具体的な内容に関してはあまり語ってません。
語っても全く支障のない話ならいくつか書いた事はありますが、あまり語りたくない話も多くあります。
それは人間関係によるものも勿論ありますが、納得のいかない音源を自分の歴史の中で封印してしまいたいって言う心理によるものもあります。
アーティストならば、多かれ少なかれ過去の音源については、忘れてしまいたいものってあると思いますが、僕の場合、バンド時代にレコーディングされたものは全てが例外なくそうです。
僕の場合、売れっ子ではないので、世間に向かって自分の音源に対する心にもないコメントを事務所に言わされるなんて事はありませんでしたし、そう言う意味で、嘘で塗り固められると言う経験はありませんでした。
しかし、作品そのものが嘘になってしまった時は、本当にその作品の事を口にするのがつらくなります。
そして歌えなくなるんです。
勿論、曲を作った時はその歌詞に嘘はなくても、その後の生き方でその歌詞が嘘になってしまう事だってある訳です。
そういう時は、その曲をリリースした過去そのものを消し去りたい気持ちになります。
「その頃の正直な気持ちとして歌えばいいんじゃない?」って意見もあるでしょう。
しかし、そんな簡単に割り切れるものではありません。
一生割り切れる事がないかもしれないし、垣内(愛内里菜)さんの様に、時間が解決してくれる事なのかもしれないし、それは、僕にも分かりません。
今はソロになって、納期に追われる事もないとは書きましたが、それでもやはり、いつまでもダラダラと「よりいいものを!」なんてやってるとキリがないのも事実です。
創作なんてしてると、キャリアを重ねる毎に実力は勿論あがる訳ですが、今の自分と言うものも大事で、どこかで、これが今の自分だと言う点を見つけて、キリをつけなくてはなりません。
「もっといいものを!」「もっといいものを!」なんてやり直しを重ね続けて時間だけが無駄に消費されていくなんて事になる前に、これが今の自分に出来る事、すなわち、これが今の自分なんだと言う最良のポイントを見つけて、OKテイクを決定しなくてはならない訳です。
その判断を間違う事も未だにやっぱりあるんです。
正直な話、音源をリリースして後悔している点なんて、探せばいくらでもあります。
しかし、一人でもその音源を買ってくれた人がいる限り、そんな気持ちは一切オモテには出せません。
それはやっぱりストレスとして溜まるものです。
おそらく、ミュージシャンなら、誰しも、大なり小なり似た様な葛藤を抱えているのではないでしょうか。
しかし、そのストレスによって受けるダメージの大きさは、人によって千差万別だと思いますし、「皆が我慢してるのだから、あなたも我慢しなさい」などと言えるものではないと思いますし、垣内(愛内里菜)さんの場合は、超売れっ子の地位を捨て去らねばならない程、凄まじいストレスだったのだろうと察する事が出来ます。
読んでいて、凄く締め付けられる物を感じましたし、他人事とは思えない内容でしたし、何となくこの記事をクリックした事自体、この記事に対して何か意味だとか縁だとかがある様な気がしてなりません。
◇縁の話
今回は、たまたま読んだ記事で、突然起こった感情を記事にしてみました。
垣内りかさんの再スタート、今度こそ、垣内さんにとってもファンにとっても、納得のいく音楽人生であって欲しいと思います。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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