カラオケボックス登場!急かすなよぉ〜(;´Д`)ノ | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3750文字です。(読破予想時間:約8分55秒)

 

一昨日投稿した記事、8トラ時代の思い出を書いた『カラオケ初体験?の思い出』に続いて、今回は、レーザーカラオケ時代の話です。

カラオケボックスが登場したばかりの、初期のカラオケボックスでのエピソードです。

一昨日のその記事で、次回作は読者の反応次第と僕のきまぐれ次第と言ってましたが、そのおかげなのかどうなのか、いち早く、記事に足跡を残して下さった方が、数名ですがいらっしゃったので、続きを書いてみようかと言う思いに駆られた次第でして。(^^ゞ

どうも、ありがとうございました。≧(´▽`)≦

嬉しかったです。(≧▽≦)

では、ぼちぼち始めたいと思いますので、お付き合いよろしくお願い致します。(*^ー^)ノ


8トラックのカラオケの時代も長かったが、年代的に僕はそんなに慣れ親しんだ訳ではない。

僕らの世代は、間違いなくレーザーカラオケ世代だと言える。

そもそも8トラ時代には、カラオケボックスなどと言うものはなく、8トラのカラオケが主に歌われる場所と言えば、旅館の宴会場かスナックくらいである。

何故、慣れ親しんでいないのかと言うと、当時は、子供である僕達が簡単に接する機会がない場所にしか、カラオケなんて設置されてなかったのが理由だ。

カラオケボックスと言うものが登場したのは、おそらく僕が高校生くらいの頃だ。

詳しくは知らないが、レーザーカラオケの登場と共に、カラオケボックスが登場した様なイメージがある。

当時からカラオケボックスでは、既に8トラのカラオケはお目にかかった事はなく、カラオケボックスと言えば、レーザーカラオケが初めから当たり前だった様に思う。

レーザーカラオケは8トラに比べると今の通信カラオケと使用感はかなり近く、歌詞と映像が出てくるモニターもレーザーカラオケと共に登場し、ほぼ、今のカラオケの原型であり、今のカラオケしか知らない世代の人達が使っても8トラよりは違和感は少ない筈だ。

ただ、曲を入力する機械は今程高性能ではなく、本から歌いたい曲を探して、その本に載っているナンバーをバーコードで入力するか手でいちいち入力すると言う面倒なものだった。

しかも、バーコード入力すると何故か誤動作が多く、入れた記憶のない曲がかかるなんて事は珍しくなく、結局、手入力したなんて事は日常茶飯事だった。

そして、通信ではないので、新曲発売とほぼ同時に新曲がラインナップされる通信ならではのスピードはなく、どうしても、数日の誤差が生まれてしまう。

カラオケボックスにもよるが、やはり、新曲がマメに早く入荷されるカラオケボックスは評判がすぐに噂となって回ってきて、人気が出る傾向はあった。

当時は、ディスクを使っているので、カラオケ屋さんがカラオケメーカーの営業さんに連絡をとって、ディスクを入れ替えて新しい曲が入った状態にアップデートして貰うと言うそんな方式だったので、そのマメさとスピードがお客さんの争奪の鍵だった様に思う。

その頃のカラオケボックスと言えば、今の様にしっかりとした遊戯施設ではなく、電車のコンテナを利用したまさに「ボックス」の中で歌うのがカラオケボックスだった

空き地に、コンテナを何台も持ち込んで並べたものが、当時の定番だった。

そして、今と決定的に違っていたのは、一番最初の頃は、時間制ではなく1曲単位で料金が設定されていた事だ。

はっきりとは覚えていないが、一番最初はけっこう値段が高く、高校生には無理だと思った記憶がある。

でもすぐに、1曲200円とか100円のカラオケボックスが登場してどんどん値崩れして、最終的には100円が相場になった様な記憶があるのだが、その辺りの記憶には少し自信が持てない。

カラオケボックスに入ると、まず、何を歌おうか迷ったり、ついつい雑談をしたりしてしまうが、せっかちなカラオケボックスだと、5分もすればすぐに内線が鳴って「早く歌って下さいね」と言われたりする事もあった。

まぁ、それは心情的に分からないでもない。

歌いもしない連中にダラダラと場所だけ占拠されても、カラオケボックスは全く儲からない訳で、たくさん歌ってくれるお客さんばかりで回転を少しでも上げたいのだろう。

しかし、早く歌えと急かされると、楽しさ半減は必至だ。

しかも、カラオケそのものにまだ皆が慣れてなくて、マイクを押し付け合う様な光景をあちこちで見られるそんな時代に、それはちょっと無理がある。


昔、当時付き合ってた彼女とけっこうさびれた田舎町でカラオケボックスに入った時の話だ。

入店してすぐに内線が鳴って、受話器を取るとおばさんの声でルール説明が始まった。

若いカップルが入店すれば、変な事に使われやしないかと心配でもしてるのだろうか?

やたら話し言葉に角がある。

「中で歌わず遊ばれたら、うちは儲からんから、どんどん歌ってね」と露骨な説明だったのが印象的だった。

感じの悪い説明だったが、カラオケが始まったらもう関係ないと思い、そのまま普通に返事をして内線を切った。

そして、彼女と歌う前にどんな曲が好きかだとか、「こんなの歌ってよ」などと会話を弾ませていると、まだ、数分しか経っていないのに、また内線が鳴った

受話器を取って今度は彼女が出ると、おばさんが早く歌えと怒っていると彼女が僕に告げた。

きっと、防犯カメラでずっと見ているのだろう。

いつまでもいちゃいちゃと歌う気がない様にでも見えたのか、あまりの感じの悪さに二人とも少し無口になってしまった。

しかし、気を取り直して取り敢えず1曲入れて歌い始めた。

今の様に、カラオケにまだ慣れてない時代の話なので、自分がいつも歌う定番の持ち歌なんか誰も持っていないそんな時代だ。

そんなに次から次へと決まりはしない。

どんな曲があるのか、本のページをめくるだけでも大変だ。

しかも、彼女は最初に入れた僕の曲を手拍子しながら聴いてくれていたので、曲選びは歌い終わってからになる。

曲選びを彼女がしているとまた内線がなる。

流石にイラっとした僕も、少し角のある口調で「はい!わかりました!」と返事を返す

曲選びなんて本来、ワクワクしながら選ぶものだ。

「次はどんな曲にしようか」とか「盛り上がる曲か、しっとりと落ち着く曲かどっちにしよう」とかいろいろ考えるのもカラオケの楽しみの一つだ。

そんなに急かされると、焦ってゆっくり曲選びなんて出来なくなるし、歌いたい曲も分からなくなる

と言うより、下手をするともう歌いたくなくなってきても不思議ではない

それでも、せっかく来たのだからと僕達は気を取り直して何とか楽しもうとする。

そこで、どちらかが歌っている間に曲を決めて行こうと言う作戦を立てて順に歌い始めたのだが、お互いに2、3曲歌った辺りでまた途切れてしまったのだ。

たった二人なんだからそんな事は当たり前だ。

大人数じゃなく、カップルの様に2人くらいの少人数の場合、そんなに連続で歌える訳はない

曲を決めるのにある程度の時間は当然いる。

そこですかさずまた内線が鳴る。

彼女が出ようとしたのを制して、僕がでる。

そして、おばさんが話し終わらないうちに「もう、出ます!」と流石に切れ口調で、そのおばさんに僕の独断で告げた。

せっかくのデートを台無しにされたあの日の事は今でも鮮明に覚えている。


こんな話を誰かとすると、「それは酷い」と言う反応が返ってくる事も多く、この例はかなり酷い部類に入る様だが、やはり、同じ様な体験をしたと言う話もけっこう聞く。

当時は、そんなに珍しい話ではなかった様だ。

当時は、今の様に大手メーカーがカラオケボックスを出店して従業員を雇って営業しているなんて時代ではなく、ほとんどが空いた土地を利用して始めた個人経営のカラオケボックスだった様に思う。

なので、接客マニュアルもなければ従業員への研修もない。

結果、素人商売丸出しでオーナーのとにかく儲けたいと言う本音が前に出て、お客さんがないがしろになってしまうと言う流れが横行したのだろう。

勿論、全てのオーナーがそうだった訳でもないが、そういうオーナーが一定数いると業界全体の不信に繋がる。

初期のカラオケボックスが軒並みぽしゃったのは、間違いなくその人達のせいだと僕は思っている。

それが全てではないとは思うが、原因の一つとして、大きな位置を占めているのはおそらく間違いではないだろう。

素人商売にしても、結局、そういう人達は商売には向いていないとしか言いようがない。

短期間で淘汰されたのも、頷ける話だ。

そして、やはり料金制度に問題があった事も大きいのではないだろうか。

時間制だと儲けに天井が出来るので、時間制にはしたくない心情も理解出来るが、今はその分、フードやドリンクのサービスで天井を突破する工夫がなされている。

これらの失敗が生んだ成功と言う所だろう。

そんな事もあってか、徐々に1曲単位の料金制は姿を消して、現在の様に時間単位での料金制が定着する事になったのかもしれない。

僕の記憶では、僕が二十歳過ぎくらいの時は、時間制と曲単位制がまだ混在していた時代で、そこから一気に時間制に統一されたと記憶している。

そういう体験から、僕も曲単位制のカラオケボックスには足を運ばなくなってたので、時間制のカラオケボックスの登場は、願ったり叶ったりの気分だった


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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