お気に入りの古い言葉達 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は1607文字です。(読破予想時間:約3分49秒)

 

■プロローグ

少し歳の離れた年下の女の子との会話だ。

 

何の会話だったか忘れたが、僕が「メリケン粉」と言う単語を彼女に対して口にしたのを受けて、16コ下の彼女は目を丸くして「メリケン粉!?」と返してきた事があった。

 

彼女はこの言葉を聞いた事がないらしく、全く伝わらなかったのだ。

 

当時、彼女が19歳の誕生日を迎える前だったと思うので、僕が35歳で彼女が18歳だった様な、或いは、僕が36歳で彼女が19歳だったか、そんな事はどうでもいいがそんな頃だったと思う。

 

その彼女も健在なら、今は33歳になっている筈である。

 

そんな前の10代の女の子でも、既に「メリケン粉」すら知らない世代だったのだから、「メリケンと言う言葉ももう使われなくなったレトロな言葉として、博物館入りを果たすくらいの(←あくまで、例えです)言葉になってしまったのだとしみじみ思う。

 

■「メリケン」と言う言葉

僕は何故だか終戦直後に使われてた「メリケン」と言う言葉が、凄く好きです。

 

僕が生まれた頃には、その「メリケン」と言う言葉はほとんど使われてなくて、その名残りで普通に使われてた言葉はおそらく「メリケン粉」が唯一だったと思います。

 

「American」をカタカナで出来るだけ本当の発音に近く表記すると「ァメリケン」くらいかな?

 

最初の小さく表記した「ァ」は日本人にはほとんど聞こえず「American」の「ca」のカとケの中間音を「ケ」と聞き取ると「メリケン」に聞こえたのでしょう。

 

だから、昔「アメリカン」の事を「メリケン」と聞き取った訳で、アメリカの事を「メリケン」だと思って、米国そのものを「メリケン」とか「メリケン国」と言う風に呼び、アメリカ人の事を「メリケンさん」と言い、アメリカの船が出入りする波止場を「メリケン波止場」と言ったのだと思います。

 

そして、アメリカからやって来た小麦粉を、アメリカからやって来た粉と言う事で「メリケン粉」と呼んだのでしょう

 

古い言葉だと分かってても捨てたくない言葉として、僕は今でもこの「メリケン粉」と言う言葉を使ってます。

 

場合によって、一発で通じないとまずい様な場面だと判断すれば「小麦粉」と言う言葉を使いますが、そこは頑なに「メリケン粉以外の言葉は使わん!」とかって訳じゃなく、普通に臨機応変、チェンジしてます。

 

■モボ・モガ

他にも、古くて使わなくなった言葉で好きな言葉はたくさんあります。

 

僕は、現役で使われてる時代を知りませんが、僕の両親が若い時に使われてたと言う、「モガ」と「モボ」って言葉も好きです。

 

それぞれ「モダンガール」「モダンボーイ」の略なのですが、母は今でも「モダンな○○」と言う言葉はよく使ってます。

 

流石に「モボ」「モガ」は使いませんが。

 

■「はいから」と言う言葉

あとは「はいから」って言葉も好きで、これは、僕は使っています。

 

この言葉は古い言葉なのに、場合によっては表現方法が「はいから」以外にないだろって感じる事も多く、何故、この言葉が廃れたのかすら分かりません。

 

言葉の響きもいいし、今でも使える言葉だし。

 

「おしゃれ」だとか「ハイセンス」だとか「最先端」でもなく「はいから」

 

それがピッタリだと感じるものって、僕の中ではけっこうあるのですが、僕だけなのかな?

 

古いレトロなものだけを指して使ってる訳ではなく、普通に現代語として使ってるんですけど、ギャグの様なジョークの様なユーモラスなニュアンスで受け取られる事もある様で、やはり、死語としてかなりの年季が入った言葉の様です。

 

と書いたけど、死語とレトロな言葉ってなんか一緒にしたくないってのはあるな。(-""-;)

 

■エピローグ

古いお気に入りの言葉について、と言うより、好きな言葉について話し出すと、本にして何冊でも書けそうなくらいネタが尽きないので、取り敢えず、今日は、これくらいにしておきます。

 

軽い、挨拶程度のジャブって感じで。

 

それでは、続編があればまたその時に。

 

 

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