頑張るな、楽しめ! | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4337文字です。(読破予想時間:約10分19秒)

 

タイトルを見て、鬱病だとかの話かな?って思った人もいるかもしれませんが、今回はそういうカテゴリーの話ではありません。

そういうカテゴリーでの「頑張るな」って台詞についての記事は、また、別の記事に書いてますので、もし、よろしければそちらも読んで頂ければ嬉しいです。

今回は、長続きを妨げる自分のコントロールの仕方についての話です。


僕は以前、生徒に歌や楽器を教えてた時期があるのだが、その時に「頑張ります」と言う生徒によく言った台詞が「頑張らんでええよ」と言う台詞だった。

ほとんどの人は分かってらっしゃると思うが、「頑張らんでええよ」と言うのは大阪弁で、「頑張らなくていいよ」と言う意味である。(笑)

生きた台詞を伝えたかったので、ここは敢えて大阪弁そのままを書いてみただけの話なのだが、念の為。

そしてこれは、自分の経験に基づいて自分の中から出てきた台詞なので、借り物の言葉でもなければ、意味を考えずに放ったテンプレートでもない。

「頑張らんでええよ」に続いて、「楽しめ!」と付け加えるのが常だった。

好きな事を上達する秘訣は、そこだと僕は思っている。

勿論、タイプによっては、意識して頑張ろうとした方がいいって人もいる

僕の中では、そう言う人は、頑張り続けられると言う特殊な才能を持った、限られた人達だと言う位置付けになっている。

僕の周りにもたまに出現するが、そういう人達と言うのはもう、ただただリスペクトの念を抱くだけで、僕の様な人間には真似も出来ないし、参考にもならない程の凄い人達だと僕は感じてしまう。

しかし、僕の経験では、大半の人がそうじゃない。

そのそうじゃない大半のタイプについてのみ語る事にするので、頑張ろうとした方がいいタイプの人まで感化されない様に注意をして欲しい。

そして同じく、頑張ろうとした方がいい結果が出るタイプの人に、頑張ろうとするとダメなタイプが感化されない様に注意する事も大切だ。

その特殊能力の持ち主に感化されると、徐々に自分が潰れていくと言う末路を辿る事になる事がほとんどなので、このアドバイスは軽く流さない方がいい。

しかしながら、そのタイプ分けは、ここから見極める事は出来ないので、自分で見極めて貰うしかないが、ゆっくり人生を振り返れば、自分がどっちのタイプなのかは自ずと見えてくると思う。

「よし練習するぞ!」って頑張りの意識は、長続きから遠ざける要素になる事が多い。

そんな時、僕がよく口にしてたのが、「受験勉強じゃないんだから、練習しなくちゃ!とか、練習増やそう!とかそんな事を考えるとしんどくなるだけで、長続きしなくなるぞ」と言う言葉だった。

実際、そうなる生徒は凄く多かったので、タイプを見極めて、する様になったアドバイスだ。

では1つ、子育てをしていたり、生徒に何かを教える仕事をしていたりって人なら、ピンと来やすい話をしてみよう。

何か、自分が生徒や子供に感化を与える様な話をした時に、自然とやる気に火がついて、「よし!頑張るぞ!」って事を口にした時の生徒の目は本当に、気合いと希望に満ちて燃えている。

子供だとそれがより顕著だ。

僕も経験の浅い頃は、この目を見て「本気だ。いい目だ!」と判断して、安心したりしたものだが、実は、こういう目をした時程要注意なのだ。

確かに、その時は混じりっけのない本気なのだろう。

そして、本人も体の内から何かが燃え滾ってくるのを感じている筈だ。

だからこそ、その目を見て、見極めを失敗するのだ。

しかし、この手のやる気は、実は短期間で皆、鎮火されてしまうのだ。

僕は、一定の期間を置いて、まだこの目を持続していたなんて人間に、今までお目にかかった事はない。

その経験からも、いるとすればよほど特殊な例なのだろう。

どれくらいの期間かと聞かれると勿論個人差はあるが、単位は『年』などでは絶対にない。

早ければ数日だ。

長くてもほんの数週間から数ヶ月だろう。

それだけこの手の決意は危ういのだ。

言い切ってもいい。

普通の人のそういう時のそういう決意は、絶対に持続しない!

だからこそ、もっと静かにゆっくりと燃焼する様に誘導してあげると言う事を意識していた訳だ。


そういうタイプが成長して上手くなった場合、大抵、「自分は練習なんてほとんどしない」と言う言葉を吐く。

これは、謙遜でもなければ、努力を隠してる訳でもない場合が、けっこう多い。

楽しんで、暇さえあれば楽器を弄ったりしてるうちに上手くなってしまったので、彼ら・彼女らには、練習してる自覚がないのだ。

それが謙遜かどうかは、質問を変えてみればすぐに分かる。

今度は、同じ人間に「一日に楽器をどれくらい弾いてる?」と質問しなおすと、その彼ら、彼女らは、「一日中」だとか「空いてる時間はほとんど」だとか返してるくるのだ。

さっき「練習なんてしていない」と言っていたのに今度は、年がら年中ずっと楽器を弾いてると答えるのだから、練習なんてしていないと言うのは謙遜ではなく、あくまで自分の感覚なのだろう。

弾けないフレーズがあれば、意地になってそればっかり弾く。

そういう状況をいつも自然と楽しんでいる。

スムーズに弾けないとストレスが溜まるし楽しくないので、弾く前にはいつもワクワクしながら、まず運指練習をする。

そんな心理の工程を踏む人間は、やはり長続きする率が極端に跳ね上がる。

この運指練習の話は、実際に昔一緒にバンドを組んでいた事がある、ギターリストの談話から借りたものだ。

若いうちにギターなど楽器を買ったって人は、本当に多いが、そのまま10年20年続けている人となると物凄く少なくなる。

これは、楽しい筈の楽器を頑張ろうとした事に間違いがあるのではないかと僕は分析している

最初から頑張ろうとした人もいれば、初めは楽しんでたのにいつの間にか頑張ろうとしてしまった人もいるだろう。

スポーツや受験勉強と違って、そこで「弾ける様になるまで、毎日、○時間練習しよう!」なんて、その手のタイプ(頑張らない方がいいタイプ)が言い出すと、半年後には、既に楽器をあまり触らなくなっているって事が本当に多い。

そして、これらの事を何とかクリアして長年続けて来れたと言う人は、もう大丈夫なのかと言うと、そんな事はなくて、油断するとすぐに頑張ろうとしてしまうのだ。

分かっていても、この繰り返しになる。

特にクソ真面目なタイプはこれに陥りやすい。

しかし、音楽とは頑張るとかそういうカテゴリーのものではないのだ!

極端な物言いだが、そういうタイプはいっそ、そう言う風に覚えておいてもいいかもしれない。

勿論、音楽を続けていく上で、頑張らなくてはならない場面はいくつもある

例えば、学生さんなら、どうしても欲しいちょっとグレードの高い楽器を買う為にバイトを頑張るだとか、ライブパーティーを開く為に場所や機材を調達したり、資金繰りや集客の為の努力をするだとか、頑張らなくては前へ進めない事態はいくつもあるのは確かだ。

そういう場面では、嫌でも普通に頑張ればいい。

そして、更に注釈を加えるのなら、頑張ってOKな人と、頑張るのがNGな人の2種類ではない。

分かりやすく話を進める為に2種に分けて話したが、実際はその中間種がたくさんいる。

要はその2つの内、自分が、どっち寄りなのかを見極める必要があるのだ。

それを見極めた上で「頑張ろう!」と言う気持ちを、0~100の中でコントロールするイメージを持てばいいのではないだろうかと言う事だ。

つまりは、頑張る前の「頑張ろう!」と言う気持ちが高まり過ぎるのを防止すればいいのだ。

この話は、頑張り過ぎを防止するのではなく、その前の段階の気合いの入れ加減の話であると言う事を勘違いしてはならない。


そして、最後に、もう一つの中間種について一応触れておきたいと思う。

「センスで勝負!」だとかいろいろ屁理屈を捏ねて、技術を身に付ける為の鍛錬を一切しようとしないタイプがいるが、これも中間種と呼べるだろう。

しかし、こういう連中は「ちょっとは頑張れよ」と言いたくもなる。

でも、基本的には、こういう人達はおそらく向いてないと思うので、多分、言うだけ無駄だと思う。

この手の理屈を言う人間で上手くなった奴も、名を挙げた奴も、実績を作った奴も僕は一人も知らない。

今まで、頑張るなとは言ってきたが、頑張ろうとする人間が、自分の頑張ろうとする気持ちをゼロにするなんて事は実は無理な事なのだ。

こっちもゼロにしろとアドバイスをするし、本人もゼロにしたつもりでいても、実は、30、40くらいは頑張ってたりするものなのだ。

種明かしをすると、それを見越してアドバイスをしてきた訳だ。

現実には、努力(頑張り)ゼロで上手くなるなんて事は有り得ない。

つまり、本人に頑張った自覚がない人間も、自覚がないだけで絶えず努力をして来たからこその技術であり、今なのだ。

だから、クソ真面目なそこのあなた!

「あ~、頑張らなきゃ!押しつぶされるぅ~!どうしよう!」なんてあなた!

あなた達は、頑張りゼロでいいのです。(*^-^)b

油断するとさぼっちゃうなんて人は、取り敢えずの頑張り50スタートとかで、あとは微調整って感じでいいでしょう。


こんな事を書きながらも、僕もしょっちゅう、頑張ろう!とついついしすぎて、音楽そのものがしんどくなってしまったりする事もあります。

他人を見てると、何がその人を苦しめてるのか良く分かるのに、自分の事となると自分で理屈が分かってても、何をどうすればいいのか分からなくなるなんて事もよくある事です。

しかし、この理屈が自分の中にあるのとないのとでは、全然結果は違っただろうとは思います。

僕自身は、そんなに技術を重視しているタイプでもないし、歌や楽器においてテクニシャンを目指してもいないし、そう呼ばれる様な人物でもないので、そんなに偉そうな事を言える様な存在ではないですが、未だに、音楽を続けていると言う点では、多少なりともその資格はあるのかな?とは思っています。

そして、僕が既に通った道で苦戦してる人がいるのなら、僕が何か役に立てればいいのにと思う訳です。

特に説教をしてるつもりもありませんので、気楽に受け止めて下さい

僕も、音楽道を探求し続ける、名もなき一人に過ぎません。

以前、別の記事で、『答えを全て教えてくれる学問を○○学と呼び、その先の道なき道を探求するのが○○道と言うのならば、それが僕の音楽道であり、音楽道の一環と言える。』などと書いた事がありますが、これもまさに音楽道の深さであり、道の探求の苦難の一つと言えるのかもしれません。

では、最後にもう一度。

頑張らんでええから、楽しもうぜ!о(ж>▽<)y ☆イエーイ!!!


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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