この記事は902文字です。（読破予想時間：約2分8秒）
もう２０年以上前からだと思うんですが、街の中でツクツクボウシの声を聞かなくなりました。
これが全国的な現象なのかどうかは分かりません。
ヒグラシは田舎の方へ行かないといないと言うのは、子供の頃から相変わらずなんですが、ツクツクボウシは、子供の頃、そこかしこに普通にいましたからね。
ツクツクボウシは蝉の中では、夏の一番最期に鳴く蝉です。
つまり、ツクツクボウシが鳴き始めると言う事は夏の終わりを告げる事でもあるのです。
僕は、子供の頃から夏が大好きだったので、ツクツクボウシの声を聞くと「夏が終わるぅ～」とか言いながら、最後の夏を精一杯楽しまねばと、気合いを入れたものでした。
それが、ふと気付くと当時住んでたマンションの付近では、ツクツクボウシが毎年、全く鳴いていない事に気付いたんです。
最初は、そのマンションの周辺だけかとも思いましたが、繁華街へ出ようが街を自転車でうろうろしようが、やっぱり遭遇しないんです。
それから、引っ越したマンションでも同じでした。
勿論、更に引っ越して来た今の家でも同じです。
ただ、街を離れて、ちょっと山の方へ行くとやっぱり鳴いているんです。
もしかして、数が減っているんでしょうか？
まさか外来種が入ってきて、駆逐されていって減ってるとか！？
毎年、秋の彼岸に墓参りに行くとヒグラシとツクツクボウシが競う様に鳴いてて、今ではそれを聞くのが墓参りの楽しみの一つにもなっています。
今日、墓参りに行って来たんですけど、今年も山ではやっぱりツクツクボウシもヒグラシも鳴いてました。
例年に比べて、ヒグラシの声がちょっと少ない気もしましたが。
ツクツクボウシが街から消えてるのって、これは大阪だけなのかなぁ？
他府県ではどうなんでしょう？
都会ではツクツクボウシはもう楽しめないのかな。
蝉の声の変遷が夏の情緒の一つなのに、もし本当に減ってるとしたら凄く寂しい事です。(´・ω・`)
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