続きです


桜子さんからは

いつもと少し違う香水の香りがフワッと香り、

僕は20歳年上の女性に

再び

心を掴まれてしまいました。





僕は車が好きなので、

マニュアル車に乗っています。




ギアを握る手を見ながら

『奏汰くんの手、エロいね』

といきなり

僕の指と指の隙間に

桜子さんが指を絡めてきました。




そして、

僕のドキドキをよそに、

指を絡めたまま桜子さんは助手席で目を瞑り、

『ごめん、今日、眠くて仕方ない』

と助手席を少し倒しました。





桜子さんがもう少しで土用の丑だね、

早いけどうなぎを食べたいと言っていたので、

様々な口コミを調べて

良さげなうなぎ屋へ急いで向かいました。





しかしそこの店は

昼分のうなぎが無くなったとのことで

残念ながら、営業時間の1時間前に

準備中になっていました。






次のお店に向かおうとした時、

『電話しよ。確認してから動いた方がいい。ランチ難民になってしまうから』

そう言われて、可能なうなぎ屋に片っ端から電話しました。






しかしどこもランチ分が終わってしまい、

空腹感も相まって

車中に

なんとなく不穏な空気が流れ出しました。







『1番、嫌なパターンだねぇ‥』

桜子さんから珍しく

マイナスな言葉が出てきて、僕は焦りました。





こういう場合、

大人の男性は

どう切り返すんだろう‥。





実はこの後、

ホテルに向かいますが、

この時も僕は

大人男性として気を回すことが出来ず、

成長の無さに落ち込みました。





きっとこういうところが

若い男と付き合うデメリットなのだと

痛感しました。






大人の男性のように

長く生きていない分、

どうしても痒いところに手が届かないのが経験値の浅さなのでしょう。







彼女から

『うなぎは次回にしよう。その時は予約して行こうね』

そう言われ、





そうだね

僕は小さな声で返事をしました。






結局、

彼女が行きつけのお店に電話を入れて、

空いているということで

そこへ向かいました。





−今日は最後の日−

落ち込んでいるくらいなら、

出来ることをしよう。





僕は自分を奮い立たせて車を走らせました。




彼女に会えるだけで幸せなので。











続きます






   

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20歳年上彼女のあの日のコーデ


袖のふんわりしたトップスでした









今日のコーデとは違いますが、桜子さんのよくしている ファッションを見つけたので。



少し丈の短いボトムスでした。





足元はビーチサンダルのようなお洒落なサンダルでした。







バッグはカゴのような夏らしいバッグでした






爽やかでありながら、大人っぽさがしっかり感じられるファッションでした




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