自己紹介
思いつきで更新中
続きです
『奏汰さん（本当は姓呼び）。
実は、奏汰さんが今1番気になる人なんです』
彼女のいきなりの発言に僕は固まってしまいました。
いきなり言われて、僕は返事に困ってしまいました。
そのため、第一声が
『あっ‥、どうもありがとう』
でした。
すると後輩は、
すみません、すみませんと繰り返し言いました。
そして、今日僕と色々話したことで
どうしても伝えたくなったと。
至って理想的な20代同士の
男女の僕達。
僕が後輩の気持ちに応えたら、
ある意味、
周りに認められるようなカップルになるのだろうなぁとか
桜子さんともしも何かあった時のためにキープをしておけば、僕は得をするんだろうな
とか色々考えました。
後輩は、
恥ずかしいと言いながら顔を手であおいでいました。
でも、僕はこの目の前の20代の後輩に
可愛いという感情や嬉しいという感情が
正直、全く湧きませんでした。
それどころか、
桜子さんのことばかり考えて、
目の前にいる後輩の存在がどうでもいいとさえ思えてしまいました。
酷いな‥僕。
気持ちのない女性
と
気持ちのある女性
対応が全く違うという現実を
僕はリアルに感じていました。
『戻るか』
後輩の発言に僕が返した言葉は
これだけでした。
『あっ、はい』
と言って僕の後ろをちょこちょこ着いてきましたが
別に付き合ってと言われたわけでもないし、
私のことどう思う？と聞かれたわけでもない
ことで
僕は
驚くほどの塩対応で
その場をやり過ごしました。
外見は
一般的には可愛い方だと思われる後輩です。
中身も悪くはないと思われます。
でも、心が動きませんでした。
桜子さんに対しては
僕に備わっている細胞全てが彼女を求め、
会うだけで
息苦しいほど甘美な気分に捉えられます。
−好き−
ということは
こうも
特別であるのだと
理屈ではなく感覚で感じた夜でした。
後輩とはやはり
先輩、後輩の関係のままで行こうと思いました。
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しないよw
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