僕が彼女の手を握りながら運転していると

『危ないから両手で運転して』

と言われました。



でも、僕は彼女の手をまた握り、

指やその隙間を確認するようになぞっていました。



『危ないよw』

と手を離すので、

僕は

『ごめーん。手を触っていたかったから』

と言うと




桜子さんは『ありがとう』と言いました。




旦那さんに触れられることが無くなっても

子供達が小さい頃は、自分の手を喜んで求めてくれるから、

セックスレスでも頑張れたそうです。



でも、そんな子供達が成長して、

もう手を求めてくることもなくなり、

抱きしめられることも

抱きつかれることも

おんぶをすることも

一緒に寝ることも

人の頭を撫でることも

無くなり、

自分に触れる人が居なくなってから初めて、

人肌の恋しさというものを痛いほど体感し、

このまま誰にも触れられることなく人生が終わると思ったと話していました。




セックスレスって

セックスができないだけのことじゃなくて

そういうことも

思わせてしまうんだと知り、

僕は何だか切なくなりました。



だけど、僕が求めるようになった今は、

そういう寂しさが無くなって

本当に救われていると嬉しそうに笑う彼女を見て、こんな僕でも

役に立てていることにちょっとした価値を感じました。



僕は時々母親の肩を揉んだり、腰を揉んだりしてマッサージしていますが、

そんな形でも母との触れ合いを大切にしようと思えました。




彼女に会って、

気づくことが多いです。
















【僕がセールや売れ筋で気になっているもの】














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