今月の一言:2017年2月1日 | 秋元司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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皆さん、こんにちは。秋元司です。

寒い日が続き、インフルエンザが流行していますので、体調には十分お気を付け下さい。

 

 さて、国会は順調に進んでおります。平成28年度第3次補正予算が1月下旬に衆議院を通過しました。補正予算の次は、いよいよ平成29年度当初予算です。

 

 既に昨年末総額約97兆円の与党案を国会に提出しており、これについての審議になります。その内容ですが、需要をしっかりと創出することと、公共インフラ整備を含め安全・安心な社会を創ることに重きを置いております。

 

また、社会保障費については32兆円という大きな金額を盛り込みました。政府の財政健全化目標を達成する中で、高齢化に伴う社会保障費の自然増を三カ年で1兆5,000億円とする方針を打ち出しております。そういった中、来年度も自然増5000億円に致しましたが、結果として概算要求で6,400億円の自然増が見込まれたため、その内の1400億円を圧縮する必要がありました。これについては多くの議論がありましたが、基本的には薬価の見直しをする中での調整が圧縮の主なポイントとなりますので、地域医療のサービス低下等には繋がらないということで、ご理解をいただきたいと思います。

 

歳入の面では、57兆7,120億円を見込んでおり、アベノミクスの効果に対する期待値を計上した数字となります。これを達成するために、需要をしっかりと上げ、経済のパイを拡大するための1年にしていきたいと思います。

 

今回は中小・小規模事業者、そして地方を含め、いかに経済好転の波を届けていくかがポイントになります。中小・小規模事業者にしっかりと生産性を向上していただくための後押しとして、税制改正の分野において減税を盛り込みました。特にサービス業は生産性の上がりにくい環境であるため、少しでもIT化、AI化、ロボット化を取り入れ、現在の人手不足感を解消し、生産性を上げていただきたいと思います。またIT投資を行うことで様々な可能性が広がりますので、予算においても助成させていただきました。

 

昨年夏のサミットにおいて、世界全体で需要不足が生じていることが共通認識とされ、我が国においても今年の4月に予定していた消費税率の引き上げを延期させていただき、その間需要喚起策をしっかりと行うということで決着をつけております。今回はそれを受けて初めての年度予算となります。来年度もこの方針をしっかりと踏襲することを前提に、本予算案の提示となっておりますので、ご理解いただければと思います。

 

 また、予算が終わると、様々な法律・法案の審議に着手します。今国会で、「天皇陛下の生前退位について」しっかりと結論を出していかなければなりません。国民と共に歩まれる皇室の在り方、国事行為の在り方そのものをしっかりと議論した上で結論を出したいと思います。

 

多くの皆さんのご意見を頂戴しながら、今月も全力で頑張って参ります。

引き続きのご指導を宜しくお願いいたします。