皆さんこんにちは、秋元司です。
1月初旬より始まりました国会も本日閉会いたします。今国会では、27年度補正予算、平成28年度当初予算の審議から始まり、4月14日に起きました熊本大震災の復興対策に力を注いだ後半国会となりました。また、先般伊勢志摩サミットが行われ、各国が歩調を合わせ世界経済の行く末を案じる中、財政出動を行いつつ、しっかりとした経済基盤を作っていく事、世界平和の為に互いに力を合わせていく事が確認されました。そして、オバマ米国大統領が広島市を訪問し、原爆によって被害を受けた多くの犠牲者に対し献花をささげる事が実現致しました。戦後の宿題の一つを片付ける事になる歴史的な日であり、71年前の悲劇を二度と起こさないという決意を新たにする日でありました。これからも我が国は核廃絶に向けた動きを情報発信していきながら世界唯一の被爆国としての役割を果たしていきたいと思います。
また、国内では、アベノミクスを実施することで最高の収益を上げた大手企業を中心に、雇用、所得も拡大していく良い環境ができましたが、まだ地方、中小零細企業にとっては厳しい環境下であり、格差状況が進行しているという側面も否めません。我が国はこれまで、一億総中流社会を目指してきた国家でありこの形が日本の力であったわけですが、残念ながら下流という層が増えてきてしまっている今、適正な雇用環境、適正な取引が行われる環境を取り戻し、企業の利益が大手企業に傾いたり、内部金留保が多くなるという分配が適切に行われていない状況を、成長と分配を好循環な形に持っていく形を目指していきたいと思います。
本日総理が来年4月に予定されていた消費増税を2年半延期することをお伝えしました。これをしっかりと受け止め、足元の経済対策を行い、前述の政策を実施し、名目GDP600兆に向けた動きを加速していく必要があります。この事がまさに景気回復と財政再建の2兎を追う形を実現する事となります。何よりも経済規模を拡大しない限り税収が上がりませんので、社会保障の財源確保も黄色信号が点る事になってしまいます。
この6月7月と参議院選挙に向かいますが、経済規模拡大のために全力で頑張り、必要性を改めて訴え、秋の臨時国会に臨みたいと思います。
今月も頑張ってまいります、引き続きご指導をお願いいたします。