皆さん、こんにちは秋元司です。
2月に入り気候の変動が激しく寒い日が続きます、またインフルエンザも流行っております。お体にはお気をつけてお過ごしください。
さて、国会では平成28年度当初予算についての予算委員会がスタートいたします、甘利大臣等の議論があり審議入りが心配されましたがスタートとなります。これから1ヶ月間衆議院において97兆円あまりの当初予算について審議をして参ります。主なポイントは社会保障に関する予算についてであり、高齢者向けのケアと併せ、少子化問題に正面から立ち向かう事となります。昔は結婚、妊娠、出産、子育てという事が一つのパッケージとなっておりましたが、最近では結婚をしない方が増えてしまっている事もあり、国が婚活を進め、婚活、結婚、妊娠、出産、子育てという事を新たなパッケージとして国が支援をしていこうという事を含め今回の予算に計上されております。また、若い夫婦は共働きしなければ生計が成り立たないという事もありますので、保育所、託児所も増やし、それに連動して担い手の保育士も増やしていく必要もあります。高齢者の皆さんについてもサービスを受けたい時にサービスを受けられる体制、介護の世界にも施設と介護福祉士の増強も大きく予算を計上しております。よって、早期に衆議院にて予算をあげ、参議院に送っていきたいと考えております。
また、1月に起きました軽井沢スキーバス事故この事故では、これからの未来のある若者の命が犠牲になりました。多くの皆さまが心を痛められたと思います。けがをされている方は一刻も早い回復を祈りたいと思います。今後我々が必要なことはこのような事故を二度と起こさせないという事だと思います、国土交通省でも検討会議が始まりました。国土交通部会長として国土交通部会においても検討が始まる中で、今回の事故では様々な要因が重なった現実がありますが、規制緩和以降、経済的な規制緩和を行いましたが、決して安全面での規制緩和を行ったわけではありません。しかし、結果として安全面が損なわれる現実がある状況、行政処分を科せられた業者が引き続き事業が継続できるという状況がある中、事後チェックができる社会になった今、ルールを守らない悪質な業者であれば市場から退場してもらうという事等を厳格に定める事、監査体制の強化も行政に求めていきたいと思います。また、デフレ下の中で激安である事が時代の象徴であった事もあり、その事が結果として安全面を損なうような業者の誕生となってしまっているという事、またドライバー不足という慢性的な問題を抱える中、経験の少ない方が大型、長距離、深夜という場面で従事してしまう事になってしまっているという事を含め、値段的な背景、バス事業者と旅行会社のリベートといった問題等についても今回言及し、安全性を保つためにはそれなりのコストが必要であるという事、という当然の事ではありますが、議論していかねばならないと考えております。
今月も頑張ってまいります、宜しくお願い致します。