年末に小欄に書いた地元選出の国会議員さんとの思い出話

 

詳細は↓

嬉しそうな顔

「どういうことがあったのか?」

 

と様々な方からご質問をいただきましたのであらためて紹介します

 

最終的には、平成22年の12月議会で市長を追求することになりましたが・・・

 

 

きっかけは、その年の梅雨の時期

 

あれは確か、平成22年6月某日

 

株式会社明石淡路フェリー(通称:たこフェリー)から届いたメールがきっかけでした

 

ここを境に、北口市政の崩壊が一気に加速しました

 

メールを受け取ったのは、明石市土木部交通政策室

 

このメールを市長に報告したところ、それに激怒したのが当時の明石市長・北口氏であります

 

「すぐに社長を呼んでください!!」

 

と大声を張り上げ職員に指示

 

その翌日、たこフェリーの大麻社長が市役所にやってきました

 

社長が通されたのは、301応接室

 

そこに入ってきた北口市長(当時)は、部屋へ入るなり

「この秋にフェリーを廃止するというようなメールを見たが一体どういうことか?1億円でフェリーが存続されるなら株主として赤字補填することは約束する」

 

と述べ、人員が足りないのであれば市から優秀な人材を派遣するとまで言いました

 

これ、明確な約束です

 

これを明確な約束だと確認した社長は、親会社であるツネイシホールディングスに直談判

 

運行休止の決定を覆し、継続させたのです

 

「市長が支援の約束をしてくれた」

 

ということが、親会社の方針変更の最大の理由であることは、当時、社長から直接私がお話を聞きました

 

しかし、その約束は守られることなく、無理に運行を継続したことで会社は「火の車」

 

ついには、船を売却しなければならないところまで追い込まれてしまったというわけです

 

当初の予定どおり、秋で一旦運行を休止していたら、航路は存続できていました

 

なぜなら、会社を引き継いでくれるという企業が複数社名乗りをあげていたからです

 

市長の身勝手な判断が、歴史あるフェリー航路を廃止させてしまったわけでありまして・・・

 

その責任は重大

 

それなのに、さらにそれを嘘で塗り固めて隠そうとし、さらに、市長を信じて努力を続けた人たちを裏切ったわけですから・・・

 

この事実は、明石市の「歴史」のひとつとして後世に伝えていくべきと私は考えています

 

かつての「明石の黒い霧」事件と同様、繰り返してはならない、忘れてはならない「黒歴史」であると思っています

 

 

 

 

〇辻本  「たこフェリー」について、再度の質問をさせていただきます。 この間、非常に厳しい状況の中で運行再開に向けてご尽力いただいております土木部の関係職員の皆さんには、心から敬意と感謝を申し上げておきたいというふうに思います。 航路を存続したいという思いは、当然、私も同じであります。でありますから、今日はそのことについて、そのことの是非を議論するというつもりはございませんのでまず申し上げておきたいと思います。 来年3月の運行再開を目指すということですが、そのための絶対的な条件というのは船を確保することだというふうに思います。 しかし、先ほどの答弁を聞いておりますと、未だ見通しは立っていないということであります。 私は、たこフェリーの関係者からこういう話を聞いたことがあります。 「6月11日に市長と面談した際、『10月末で会社を清算すれば従業員には退職金を払うことができるし、借金もなしに誰にも迷惑をかけないで済むんだ』と説明した」 当日、同席されていた土木部長は、このような説明を聞いたという記憶はあるでしょうか?

 

 (「議長、土木部長。」と呼ぶ声) 

 

〇議長  福田土木部長 

 

〇土木部長  土木部長でございます。 議員お尋ねの件につきましては、6月11日の会談の中で社長の方からそういうような発言ございました。 以上でございます。 

 

〇議長  辻本議員。

 

 〇辻本  しかしながらですね、実際は10月末ではなくて11月の15日まで運行が継続をされたわけであります。で、この結果、赤字が必要以上に膨らみまして、残せるはずだった最後の1隻までも処分をしなければならなくなったわけであります。 その背景には、市長の様々な言動が影響していると私は思っておりますが、特に、6月11日に市長が「1億円出す」と「人も出す」とこういう風に約束をした。この発言が大きかったんじゃないかなというふうに思っております。 市長がそのような発言をしていなければ、航路を引き継いでくれる会社をもっと早い段階で探すことができたと思うし、最後の1隻、今、明石港に泊まっております「あさかぜ丸」でありますが、あの船も残せたと思いますし、70名を一斉に解雇するというようなことにもならなかったかもしれない。 つまり、市長の言動が運行再開を困難な状況に追い込んでいるんじゃないかというふうに私は思っております。1億円支援の約束、人も出すという約束、これについて市長の見解をお聞きしておきたいと思います。 

 

〇議長  北口市長。

 

 〇北口市長  市長北口。 まず議員はその場にいらっしゃらないわけですから、正確に申し上げますと、その会議には私は出ておりません。 申し上げますのは、会議を実施をされていたその後にですね、私が最後に、まぁ呼び込まれたというのが事実でございまして、先ほど部長が答弁をした中身等について私が出席をした上でという話ではなかったと記憶をいたしております。 要は、詳細な話をするような雰囲気の場に私がいたわけではございません。ただ、この以前の議会でも答弁申し上げましたようにたこフェリーの経営については、もう2年前から赤字に陥っており、経営者として厳しい中身についてご要望を事務局が受け、そして最後に市長に直接お会いをして、その思いをですね、伝えたいという趣旨で呼び込まれたということは把握をいたしております。 そして、その場で直接的な支援、あるいはその人的な支援というのが前段にあったということは、後でも報告を受けておりますけれども、基本的にできる限りの協力を検討していきますということを申し上げたのみでありまして、その場で例えば報道された1億円を私がさもその場で約束をしたような約束をするような場ではございませんでしたから前も申し上げましたけれども、それぞれもうソファーを立った状態で、そのような話になったわけで、そのような中での話ということであります。 それからもう一つ、これは重要なことでございますので、直接答弁という話ではございませんけれども、当時、大麻「たこフェリー」社長と私の中には一つの大きな対立があったと私は認識をいたしております。 それは「たこフェリー」における商標ですね。あのキャラクター等の商標これをどのように扱うかということについて私は、それを第三者の会社に売り渡し、また大麻社長自身がそこに籍を移されるということ等について説明を間接に受けましたから、それは決してあってはならないことであるという厳しい対応をいたしました。 そんな中で大麻社長と私の中に厳しい対立関係がある中で彼がどのようにその後、議員あるいはマスコミに発言されたかは分かりませんけれども、そのような関係の方が一方的に話されたことであるということであります。 ここにその大麻さんのキャラクターに関する扱いについて告白にも近い形で実際権利を持たれている印刷会社の方から私への告白、告発状に近いものが手元にございます。 縷々申し上げはしませんけれども、肝心なところは「「先日、現社長の大麻さんより前日の覚書・・・」これは縷々書いてございます。契約を破棄したい旨のご連絡をいただきました。第三者の会社でキャラクタービジネスをしたいからということが理由とのことであります。 第三者の会社でキャラクタービジネスをしたいからということの理由であると。そのことに対して大きな不信感を持って抗議をする中身でございます。 社長自身が例えば、このキャラクターを他にマスコミ等を通してパパたこの就職を求めるそのようなことも縷々なさっておりますけれども、これは会社において「たこフェリー」が本当に持っている権利、ここにも書かれておりますけれども、それを私的に他に流用しようというような姿勢でありまして、そのこと等も指摘をし株主として最終的にツネイシホールディングスもそのことについてご理解をされ最終の段階で社長も降りていただくというような経緯もあったこともご理解いただいた中でその大麻社長の発言についてご質問をなさっているのかどうか、その点についてその信憑性についてしっかり事実を調べた上で述べていただきたいということを申し上げたいと思います。 以上であります。 

 

〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  ここに文書がありますので、今、市長がまさに言われたことを説明します。 たこフェリーとの会談記録であります。日時は平成22年6月11日金曜日、場所は301応接室、市長室の隣です。出席者は、今、名前がありましたたこフェリーの大麻社長ともう1名の方。この方は名前を伏せておきます。明石市からは、北口市長、村松副市長、土木部長、秘書課長、この方々が同席をされておりました。この記録は、当時の面談記録であります。 発言は、市長は「会議に出席してなかった」と言われましたけどね。発言は、市長から始まっています。一部読み上げます。 「この秋にフェリーを廃止するというようなメールを見たが一体どういうことか?1億円でフェリーが存続されるなら株主として赤字補填することは約束する」 書いてますよここに。 これ、これね、誰がつくったんですか?土木部長。 

 

〇議長  福田土木部長。 

 

〇土木部長  土木部長でございます。この記録につきましては、土木部の方で作成いたしましていわゆる「公文書」議事録として残しておったものでございます。 

 

〇議長  辻本議員。

 

 〇辻本  市長はね、会議に出席されてないとまで言いまして内容についても否定をされておりますけれどもね、当日同席された土木部長は、この席上で市長からこういう発言があったと、この記録にある通りの発言があったということで間違いないですか? 

 

〇議長  福田土木部長。 

 

〇土木部長  土木部長でございます。議員のご指摘につきましては、(市長が)そのように発言されまして議事録にしたものでございます

 

 〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  もう一人聞いておきますわ。1人やったらダメですから。秘書課長も同席されております。秘書課長はここにおりませんのでね、上司である政策部長にお聞きいたしますが秘書課長から6月11日に市長がここに記載をされているような発言をしたと報告を受けておられますか? 

 

〇議長  政策部長。 

 

〇政策部長  そういう趣旨のお話があったということは報告を受けております。 

 

〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  もう一人おりますよ。先ほど名前が出た大麻社長です。大麻社長はね、「市長が間違いなく1億円支援すると約束した」と言うてるんです。これ9月議会に私は言いました。で、実はね、もっとすごいこと言ってたということも聞いてるんですがね、今日は言いません。そのことは、あの、またいずれ明らかにしたいと思いますが、同席していた方々がですね、市長が1億円支援すると約束をしたと言うてるのに、なんで市長は言うてないことになるんですか? 

 

〇議長  北口市長。

 

 〇北口市長  そのまず・・・、会議というのが前段にですね事務局として様々に詳細なその日であったかその午前中であったか分かりませんけれども、まあ、あった上で最終的に市長お会いくださいということで会議ではなくて面談をしたということなんです。 従って会議というような場でもなくて最後に呼び込まれてソファーでお会いをしたというのがそれであって、その面談を会議といえばですね、そういう議事録になるのかもしれませんけれども、ただ会議というものではございません。 やっぱりその場の雰囲気や設定の中身っていうのは、非常に重要なことです。そして、そして1億円をそのなんて言うんでしょうか、直接支援として支援をするというような趣旨で発言をしたということは、私自身そのような意図は決してございませんし、本当にそういうことがあるんであれば、別の法的にできるわけですから政策判断としてやろうと思えばできる話ですから、そうではないんです。 ただ、要望の中身を詳細に把握しているわけではございませんので、まあ支援をですね、求められてることについて検討します、ということについては全体の雰囲気として申し上げたということであってそのことを繰り返し前段の会議等で状況を把握している土木部員であったりその場に先にいたものがそのことを辻褄を合わせるとそのように市長が了承したということに書かれているのかもしれませんけれども、私の中ではそのような理解では決してございません。 それと・・・

 

 (「市長、長い!」と呼ぶ声)

 

 〇北口市長  すいません。増資という形等を含めて様々な可能性を考えようということが庁内でも当時その後その前後からですね。副市長等ともあらゆる可能性の対応で航路を残すということを検討してきた中でそれは増資ということを直接赤字補填ということではございません。 ただ、増資によって本当に持ちこたえることができるのであれば、淡路三市等と一緒になってですね、その1億円が不足なのか2億円が不足なのか分かりませんけれども、増資をして一時的に逃れることができるのか、それは前も申し上げましたけれども継続をして赤字を補填していくことができませんから一時的にそれを解消するための、例えば船の購入改造というところであれば増資という形も取れるということも含めて検討していたのは事実であって、私の思いはそのようなところに真意があったということでございます。 周りのものが、私のその場の本当の短い一言二言の発言について、どう捉まえてそれを議事録にしたかということは、私にはわからないところでございます。 以上であります。

 

 〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  ちょっと長いですから。聞いたことだけ答えてください。もう時間ないですよ。そういう、そういう卑怯なテクニックを止めてください。 あのね ほなこれはどないなるんですか?この文章は?この文章ですよ。ここに書いてありますよ。あなたのところから見えるでしょ?色塗ってるところ。ここにあなたがまさに1億円の約束をしたことが書かれてるんですよ。冒頭ですよ。会議って市長は言われましたけどね、私は会議なんか一言も言ってない。「面談記録」やって言ってるんですよ。重要なことを市長が発言してるから、ほなこの文章は何ですか?って市長に聞きたいですよ。

 

 〇議長  北口市長。

 

 〇北口市長  いやそれはだから私が言ってるのが事の経緯の真実でありまして、なぜそれがそんな面談でですね、そのような文章がそうやって残っているのかっていうことについては、私もまぁ、わからないところでございます。

 

 〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  あなたの名前でね「公文書公開決定」がなされた文章です。ここに決定通知つけてますからね。この中身が事実でないんやったらですよ、これ作った人は罪に問われるんちゃいます? あの、総務部長にねちょっと見解をお聞きしておきますわ。 あの、このこういうですね、公文書の偽造であるとか虚偽の公文書に作成、虚偽の公文書作成についての規定が法律であったと思うんですがどうですか? 

 

〇議長  総務部長 

 

〇総務部長  総務部長でございます。 公務員が公文書偽造するということが犯罪に当たるというそういう刑法の規定はございます。

 

 〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  あなたが言ってないということをね、この公文書に書かれてあるんやったらですね、刑法の第155条公文書偽造、もしくは156条の虚偽公文書作成というこういう罪になるんですよ。市長がね、1億円支援の話「私そんなこと言うてないんですよ」と「私そんな約束してないんですけど」言うんやったらね、市長は職員を告発せなあかんようになるんです。どうですか?

 

〇議長  北口市長。 

 

〇北口市長  先の議会でも副市長等からも答弁があったと記憶をいたしておりますけれども、要は私としてその場で全てを理解していたわけではございませんけれども航路を存続をするということが非常に重要であってたこフェリーが重要なものであって増資等も含めてしっかり検討した上で何とか航路を存続したいという思いの中で対応したものでございまして、結論としてそれを必ずやりますと言い切ったのか、あるいは、私が今言ってるように今言ってますように、しっかり前向きに検討もしていきますし航路存続に一緒に取り組みましょうということは言いました。 だけれども、航路存続のために増資等の手段は様々に検討せねばならないわけであって、当然その場で絶対的にですね赤字補填をしてというようなことは約束できるわけではございませんので、先の答弁にありましたように検討していきますというニュアンスをしっかり伝えました。 だけれども議事録の中で、それを約束したと書かれてしまっているというのが僕は事実だというふうにそう考えていまして、その後、検討してそれが手段はあるけれども違うやり方を取ろうということを結論としたということでございます。 

 

〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  あの時、9月に聞いた時そんなこと言わなかったじゃないですか。はっきり言うてるんですよ。だから、これがあなたが言うように言うてないことがここに書かれてあるんやったら、虚偽の公文書を作成したということで作成した職員が罪に問われるんです。 で、もう1個言いますよ。刑事訴訟法ではね、第239条で一般的にね、公務員はこういう犯罪行為を知ったらね直ちに告発をせなあかんのですよ。あなたには告発する義務があるんですよ。あなたが言うてないと言い切るんやったら、告発する義務がありますから。 もう1回行きます。言うたんですか?言うてないですか?もうそれ、言うたか言うてないかだけ答えください。 

 

〇議長  北口市長。

 

〇北口市長  先ほどらい答弁してますように、表現の問題です。だから検討しますということは約束してるわけです。「検討します」と言ったのか「支援します」と言ったのかという表現の問題であって、それについてそう書いた部下を告発しようとは私は思いません。 以上であります。 

 

〇議長  辻本議員。 

 

〇辻本  「赤字補填することは約束する」ってはっきり言ってますやん。もう誰が聞いても市長が虚偽の答弁をしているのは明らかですよ。

 

*****ここまで*****

 

嘘に嘘を重ね、訳が分からなくなっちゃった感じです

 

この後、彼は問責決議を受け3選出馬を断念することになりますが、この問責を回避するために様々な画策を重ねました

 

そのあたりのことは、また別の機会に書きます

 

っていうか、もしかすると、昔、書いたかもしれません