韓国人彼氏に突然キレられた話
2015年9月5日
この日は彼と旅行に行くことになっていた。
旅行場所は、
彼がもともと行きたがっていた、長崎。
博多から新幹線に乗って行くのだが、
彼がやってみたいと言っていたことがあった。
それは、新幹線の中で食べる弁当、駅弁だ
海外の人は意外なものに興味を示すものだ。
実はこの時から少しイライラしていた。
長崎は、小学校の修学旅行で一度行ったことはあるが、
ほぼ初めてのようなもの。
新幹線の出発時間や乗る場所の確認など、
全て自分一人でやらないといけないこの状況。。。
もし乗り間違えたりでもしたら。。。
計画が台無しになってしまうだけではなく、
彼を悲しませてしまうことになる。
こういった責任重大な役割を受け持つのは大の苦手な私
「なんでもいいから早く選んでよ~」
もうそろそろ新幹線が到着する頃だというのに、
ゆっくりのんびり駅弁を選んでいる彼に、
イライラしていた。
心の中から『余裕』が無くなると、
周りが見えなくなってしまう。
悪い部分がモロ丸出しになっていた。
実は彼も彼で、
一緒にお弁当を選んでくれない私に対して、
寂しく悲しい感情を抱いていたそうだ。。。
そんなこんなで無事、新幹線に乗り、長崎へと出発した。
ホッと一安心し、彼が楽しみにしていた駅弁も、
一緒に美味しく食べることができた。
長崎到着。
「わあ、長崎だ~」
小学生以来の長崎に、懐かしい気持ちになり、
ほんの少し気持ちが弾んだ。
長崎の観光場所と言えば。。。
グラバー園
大浦天主堂
めがね橋
この3つが思い浮かんだ。
まずは大浦天主堂とグラバー園に向かうことにした私たちは、
路面電車へ乗り込んだ。
人がわんさか溢れていたため、
オッパと私の間に2~3人割り込んでくるような形に。
前のほうに私、2~3人後ろのほうにオッパという順番だ。
どれくらい乗っていただろうか。。。
あっという間に目的地周辺に到着した。
人波に沿って進んで行き、
自分の分だけの料金を支払い、電車を降りた。
がしかし!!
後から降りてきた彼は、なんだか不満そうな顔をしていた。
そして私を見るなり、デッカイ声で
「フンッ!!!」と一言。
「え??」動揺する日本人。
「なんか怒ってる??」
どうしたのか理由を尋ねても、
「フンッ!!」の一点張り。
「え、わたしキレられてる??」
わけわかめな状況で、困惑する日本人。
彼は一体なぜ不満そうな顔をしているのか、
なぜ突然キレられないといけないのか、
理由ぐらい教えてほしかった。
電車を降り、大浦天主堂に向かうまでの間、
何とも言えない険悪ムードが、二人を包んでいた
何度も理由を尋ねるうちに
それまでキレたような、拗ねたような
「フンッ!!」といった音しか出さなかった彼が、
ついに言葉を発した。しかもデッカイ声で。
「セーカクワルイ」(性格悪い)
「????」
こんなこと言われたのは生まれて初めてだったのと、
彼の発音がうまく聞き取れなかったこともあり、
韓国語で話しているのだと思っていた。
不満顔で「セーカクワルイ」を連呼してくる彼。
何度も聞いているうちに、
セーカクワルイ→せいかくわるい→性格悪い
。。。。。。。
「ああ~!性格悪いか!!」
彼のカタコト日本語を理解するまで約2分。
なかなかショッキングなことを言われているのだと分かった瞬間、
メラメラと怒りが込み上げてきた
「性格悪いだとお!?」
「マジ意味わからん」
「こいつマジなんなん??」
理由も分からないまま、「フンッ!!」とキレられ、
しまいには性格悪いとか言われ。。。
とうとう私も、堪忍袋の緒が切れた。
続きます。。。。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
사랑해요~