良い老人ホームと普通の老人ホーム | 有料老人ホーム入居支援センター 代表理事 上岡榮信のブログ 「終の棲家通信」

有料老人ホーム入居支援センター 代表理事 上岡榮信のブログ 「終の棲家通信」

国内外合わせて1400箇所以上の施設を自分の目で確かめてきた「老人ホームの目利き」上岡榮信(うえおかしげのぶ)が、老人ホームのことはもちろん、国内や海外で出会った企業・組織・人などの印象深いお話を中心にお届けします。


  

  (有料老人ホームだけでなくあらゆる介護施設、高齢者住宅を含めて)


  良い老人ホームと普通の老人ホーム



 良いホームとは、自宅に勝る終の棲家   (5~8%)



   ① どんな認知症でも受入れてくれる

      ( 多様性、個性、変化に対応できる人間力、経験)



   ② 最期の看取りまで丁寧に、大切にお世話をしてくれる

      ( 介護の究極は終末期のケア、看取り )



   ③ 倒産や、事業譲渡のリスクが低い (稼働率が高い、離職率が低い)

      ( 安定性、革新性、継続性 )



   ④ 場所、ケア、介護の質の割に手頃な料金

      ( 誠実 良心的 )



   ⑤ トラブルや事故が皆無ではないが、,訴訟は起きない

      ( 日々の努力、誠意、遇直さが分かれ目 )



   ⑥ おおらかな管理。規定はない?あっても緩やか。 個人、個性、変化に臨機応変に対応

      ( 個人、個性、老衰の変化を理解、共感を持って )



   ⑦ 充実の日々 最期の日まで生きる意欲と張り合いを持たせてくれる

      ( 規定のサービス、ケア、介護を超えて )



   ⑧ 大切なご老親のホームを親族、友人に自慢できる 後ろめたさがない

      ( 入居者の満足、家族の納得で自宅に勝るホームとなる )



   ⑨ メデイアでの宣伝広告が目立たない。7~8割の入居者を地元から口コミと評判で獲得

      ( 介護事業は地元、地域こそが最重要顧客 )













 普通の老人ホームとは、至るところで目にする多くのホーム   (80~85%)



   ① 健常で入居できるホームはわずかしかない。問題行動の認知症不可、看取りも不可

      ( 運営サイドの都合優先?)



   ② 医療行為、医療依存度の程度を理由にに転居、退去勧告、他の施設斡旋

      ( 終身利用権、終身介護はどこへ行った?)



   ③ 経営権譲渡、株式譲渡、事業継承などが秘密裏に進行 事前通告なく、事後報告のみ

      ( 見えない、聞こえない、発言もできない)



   ④ 秘匿主義、隠蔽体質、訴訟のリスク 介護のメンターが不在 低い職員の定着率

      ( 入居契約は対等な立場と情報公開に基づくのでは? )



   ⑤ ほぼ永遠に満室にならないホームも多い 入居率85~90%も安心の目安にはならない

      ( 3ヶ月以上の空き室をださない経営の鍵は?)



   ⑥ 中央の管理、マニュアル優先、現場の裁量権はごく限られた範囲のみ

      ( 現場は大切だが現場の裁量権は3割、7割は本社 )



   ⑦ 大企業、有名企業、上場企業にも課題あり、企業の信用と信頼できる経営は別もの

      ( 超大手企業が介護事業から撤退する背景とその意味 )



   ⑧ 新聞、雑誌、テレビなどでの大規模で派手な宣伝広告が目立ち、知名度は高いが?

      ( 空き室が多いからでは? 介護事業は地消地産?)




   差し引き15%~7%は見学にも、入居検討にも値しないホームです。