5月14日就任スピーチ その② | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

マクロン大統領の就任スピーチの続きです。

歴代大統領を讃える部分はプロトコルとして初めてのことではないので省略し、後半で最も重要な部分のみを訳します。

 

 

「世界の中のフランスの役割は重要です。私たちは、現代の重大な危機に対する適切な対応をそれが必要な毎に打ち出すようあらゆる責任を果たしてゆきます。

移民による危機、気候変動、権威による逸脱、世界的資本主義の行き過ぎ、そしてもちろんテロリズム。あるものを免除してあるものを叩くことは今日以降あってはならない。

私たちはすべて互いに依存し合う関係にあります。私たちはみんな隣人なのです。

フランスは常に自由と人権の側に立つよう留意してゆきます。それも常に持続的な平和を築くためにです。

私たちの役目は大きい。世界の流れの行き過ぎを是正し、自由の擁護のため監視をします。そこに私たちの使命があるのです。そのために、私たちはもっと効果的な、民主的な、政治的なヨーロッパを必要とするでしょう。というのもヨーロッパは私たちの力と主権の道具だからです。

世界は異常なほど狭くなりました。時間は加速されています。私たちは次に来る数十年のためにフランスの運命を決める時代に生きています。私たちは今の世代のためだけではなく、未来の世代のためにも闘うのです。未来の世代の人々が生きる世界を決めるのは、今、ここに生きるすべての人、私たちなのです。それが多分私たちのいちばん大きな責任だと思います。

私たちは、若い世代にふさわしい世界を築かねばなりません。

すべてが覆るようなああした瞬間にも、フランス人民は常にエネルギーと分別、深い変革を築くための和合の精神を見出してきました。

 

私たちはそのようにあるのです。私はこの使命のためにフランス人民に謙虚に仕えたいと思います。

(以上)