猫どもの生態 | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

四月の初めの2週間は晴天続きで、初夏のように暖かかったのに、21日のイースター・マンデイ(Lundi de Paque )は、黒雲が青空を脅かし、驟雨が走って寒さが戻った。毎年、イースターは決まって天気が悪く、小雪が舞ったりするのだが、これは天体の動きと関係があるらしい。

2月頃から猫どもは発情期に入る。庭で暮らす7匹のうち唯一避妊せずに残ったメスのミクロ・クロに雄猫がつきまとい始めた。

ミニクロ
                          去年撮ったミクロクロの姿↑

去年の9月に隣から兄弟そろって移住してきた仔猫のチビクロとプチトラはすっかり成長を遂げ、ミクロを追いまわす。仔猫でいた間は兄弟で取っ組み合う光景も仲が良い証拠のようで微笑ましく見えた。


兄弟
          今年の1月初めに撮った兄弟猫の戯れる様子↑


二匹とも雄で成長するにつれ性格の違いが顕わになった。チビクロは人懐こく、日に一度は鳴きながら寄って来て、昼寝に寝つく前に半時間ほどお相手を求めてから寝つくのだったが、プチトラはサムライのように孤高を保つほうで、部屋の隅っこのお気に入りの場所に腹這いになり手足を伸ばし首は擡げたまま、ほかのネコや人サマのすることを観察してることが多かった。チビクロは食欲が旺盛で成長も早く、プチトラは食べるより観察を好むように見えた。


ちびくろ
                          草の上に寝転ぶチビクロ↑


プチトラ
                     まだあどけなさが残るプチトラ↑


チビクロは雌のミクロに刺激されて雄猫ホルモンが活性化したらしく、「オワオ、フンオワ~ン、フニャア~ン」と悩ましい呼び声を発し始めたが、初めのうちはオス・メスの区別がつかないらしく、遊びなれたプチトラを捕まえては首を咥えマウントを試みるのだった。咥えられたプチトラは「なにすんだろ。タスケテ」と情けないような目付でこっちを見る。「おまえホモか~。やめとけ」と叩くマネをするとチビクロはようやく離れ去って行く。

そのうちチビクロはミクロ嬢との触れ合いの喜びに目覚め、ミクロ嬢もチビクロが気に入ったらしく、一度、並んで陽にあたりながらミクロ嬢がチビクロの顔を舐め舐めするといった情感溢れる光景を見せたことがあった。(この写真を撮りたかったが、生憎バッテリーが切れててチャンスを逸した)


木のぼり
                        木のぼり上手のチビクロ↑


プチトラの方はさほど熱心にミクロ嬢を追いまわすことはなかったのに、チビクロはオスの弟を邪魔に感じるらしく、見つけ出しては攻撃して追い払うようになった。家の中でも追撃を続けるので、昨日は叱って尻をいっぱつ叩き、怒りのジェスチュアをしてスリッパの底で机をパンと叩いて脅かした。普段甘やかしてくれるご主人様から叱られチビクロは驚いた様子で逃げ回ったが、ベッドの向うに逃げ態勢を立て直すと、「クワ~ッ」と小さな口を開けご主人サマを威嚇したのだった。


トッ組む
      取っ組み合いする兄弟ネコ↑ 二匹ともまだ幼くプチトラの方が強そうに見えた。

夕べは他のネコは全員家に入って寝に就いたのに、夜中を過ぎてチビクロを呼んでも姿を見せず、脅したのが利き過ぎて家出したのかとちょっと心配になった。でも、それは思い過ごしで、今朝になってキッチンのガラス戸をいつものように引っ掻き、少し遅めの朝食に帰って来た。どっか遠くへ冒険しに行ったと見えてガツガツと旺盛な食欲を見せて朝食を取った。二階に上り、静かにしているので朝寝に就いたかと安心していたら、またもやドスドス階段で音がして、プチトラを攻撃しチビクロが降りて来た。プチトラはテーブルの下のがらくたの間に隠れて小さくなってるので可愛そうになり、精力余るチビクロを外へ追い出した。

昨日はもうひとつハプニングがあった。庭に薪を取りに降りたところ、上の三匹よりもずっと古顔のチビトラが、巣立ったばかりのツグミの雛鳥をまた捕まえようとしてる現場に出会わせた。雛鳥はチビトラの1メートルほど先の薪の上に止まって身動きできずにいる。一旦爪を逃れたらしくチビトラは次の決定的一打を加えようと狙ってるところだった。


ちびとら
                  陽だまりで昼寝中のチビトラ↑ 


近寄っても雛鳥は逃げず、容易に掌に包めた。脇腹に傷があり血が滲んでいる。羽の下にも羽毛が抜けて肌が露出していた。家につれて入り、猫が傷ついた時に塗ってやるヨードチンキのような褐色の液を塗ってやり、猫を運ぶ時の篭に入れ休ませてやった。

小一時間ほど静かにしていたが、茶を飲みにキッチンへ行くと、鋭い鳴き声が聞こえた。篭を見ると閉めたはずの入り口が開いてる。中を見ると水の入った小皿があり、雛鳥の姿がなかった。カミサンに訊くとちゃんと閉めたというのだが、また例によって閉めたと思いこんだだけだったのだ。雛鳥は暖炉の前に居た。

捕まえようとすると台所まで飛んで行き食器戸棚のガラスにぶつかって落ちた。2・3度追いかけっこをした末に捕まえて、もう一度篭に入れたが、これだけ飛ぶ元気が出たのなら外に放して大丈夫と思い、篭ごと竹藪とハシバミの木の下へ持って行って入り口を開けてやった。

雛鳥は敷居のところに止まり、きょとんと暫く外を見まわしていたが、やがて篭の上に乗り移り、つぎに篭を支えている僕の上腕に止まると、すぐに庭の反対側の明るい花りんごの方向に飛んでいった。真っ黒の雄と褐色の雌の親鳥が飛んできて鳴きながら雛鳥の嘴をつつくようにしたので、エサをやってくれるのだろうと安心した。獲物を奪われたチビトラは雛鳥を入れた篭を見つけて、匂いを嗅ぎ惜しそうにしていたが、去年はヤマガラの雛を一匹殺して叱られたので、しつこくしてまた叱られると思ったのか、首と尾を垂れてしょんぼりとどこかへ去って行った。

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