行きはフォンテンヌブローで高速を降り、ジャルダン・ド・プロヴァンスという大きな植木屋さんへ寄り、プレゼントの花や、小鉢を買いました。カミサンは最近、鉢に各種花を植えてアレンジメントを始めたのと、妹のアパートが地上階で小さな庭付きなので、植木や腐植土や肥料まで運んだりします。
パリの環状道路の近くの中華食品店へ寄り、カレー・ルウを3箱、乾麺、豆腐、野菜を買った。ウチの近所ではジアンに中華食品店が一軒あるだけ。カリフォルニア米を売ってるけど、カレー・ルウや豆腐は売ってない。
まず、ヴァンセンヌの妹のところへ。犬のクッキーが狂喜してお出迎え。軽い昼食の後、姉妹は衣類や小物の選別に夢中になる。この姉妹はカミサンが17・8歳でパリに出て働き始めたころからずっと一緒に暮らしてきたので、今も助け合いの習慣が抜けない。どちらかというと妹の方がしっかりしてるので、カミサンが助けられてるのだが……。
車が小さくなり、妹がくれた荷物を無理やり詰め込んで、3人でDim の住居に向かう。リヴォリ通りは大変な人出。午後、陽が射して暖かくなったので、クリスマス・セールに惹かれた買い物客で歩道は黒くなって流れている。黒が流行色なのか? 景気が悪いし、マリと中央アフリカで戦争をやってるフランスの、世情を反映してなのか?
Dim は8区と17区の境目、サンラザール駅の北に住んでいる。30年前まで僕ら夫婦も住んだ懐かしい界隈だ。カミサンの母親が一人で住んでいたが17年前に亡くなったので、あとをDim が住んでいる。4・5年前から自分で内装工事を初めて、こんどやっとキッチンが出来上がったので見に来てくれと、招かれていた。改築工事中にコピンヌ(つれあいの彼女)が二人も替わった。
システム・キッチンを入れてモダンなキッチンになっていた。窓も2重で防音・防寒が利いている。2DKの小さなアパートだけど二人で住むには十分。4階建の最上階なので、天井をぶち抜いて、屋根裏を寝室にする拡張工事の計画を、隣の住人と進めているらしい。屋根の防寒工事を一緒にやれば工事費を折半できるので。パリの工事は、材料費より、瓦礫や廃棄物を階下の住人や交通の障害にならないよう処理するのに経費が掛かるらしい。
めのおがパリに着いたばかりの頃にカミサンはDimの育児を、働いていた妹と交代でやっていた。その頃Dim は三歳半で歩き始めたばかりだった。40を過ぎた今、17人の課員を抱える課長になって個室が与えられたんだと、こっそり母親に打ち明けていた。そのお祝いをした。
カミサンも妹も、Dim が立派な社会人になったことがいちばん嬉しいにちがいない。いままで、なにかというとDim の身の上を案じてばかりだったから。男には心配無用のように思えていたが、母親とはそういうものらしい。いまはやっと肩の荷が降りた気持ちだろう。12月のクリスマスと誕生日祝いに母親は、Dimが生まれたカナリア諸島行きの航空券を贈るんだそうだ。
帰りにシャンゼリゼのイリュミネーションを観に行った。すごい渋滞で、歩道も車道も人で溢れ、歩行者を避けながら運転しつつ片手でカメラを操作するのは容易じゃなかった。ASA の変え方が巧く行かずこんな暗い写真になってしまい、公開には程遠いシロモノですが、一応今年のシャンの飾りは、フラフープですってことだけでも↓
あちこちボタンを押すうち知らない間にヴィデオが撮れていたけど、貼り付け方が分からず残念……。


