昨日に続き、お魚と釣りについて、も少し書いておきたいと思います。
日本では多分、あまりお目にかからない淡水魚、ブロッシェ(brochet)とサンドル(sandre)についてまず。
ブロッシェは「川カマス」などと日本語では呼ばれてるようです。
細身で顔が平たく、カマスの顔、ワニを思わせます。
背中から胴全体にだんだら模様があります。
背びれがずっと後ろの方に付いてるのが特徴かと思います。
体長はふつう50~60センチ位ですが、大きいのになると、ほら、こんなに↓
グーグルの画像に子供と並べた面白いのが見つかったのでお借りします↓
スプーンやルアーにも食いつきますが、フランスの、特にお年寄りは、小魚を餌に「生餌」で大きな浮きを付けて釣ってます。
口にはワニのように鋭い歯が並んでます。ナイロンのテグスじゃ噛み切られてしまうので、スチール製の丈夫なハリスに三つ又の針を使うようです。
下はルアーに掛かったブロッシェです↓
ブロッシェの身は淡泊で美味しく、高級レストランでも出します。
ポピュラーなのは、すり身にして「つくね」のようにしたものをスーパーなどでも売ってます。
つぎに「サンドル」にゆきましょうか。
ブロッシェほど怪異でもなく、薄い緑色と白い腹をした上品な姿をしています。
背びれが2枚ありますね。それと眼が白っぽく「そこひ」に罹ったようなのが特徴です。
もとはドイツなどの河川と湖に棲んでいたのが移住してきたらしいです。
湖の底に落ちた木の枝などで巣を作るといいます。子育て中のサンドルに近づくと人間でも襲うと言われています。釣りの雑誌にはよく、釣り人自慢の写真が載ってます。大きいのになると、こんなに↓
サンドルの身はブロッシェよりも上品な白身です。ちょっとしたレストランで出しますよ。
いちどだけ、サンドルを釣ったことがあります。ヴェルサイユの近くの池です。SATORY という軍のキャンプ(駐屯地)があって、7月14日(パリ祭)が近づくと軍事パレードの戦車なんかがここに集結するのですが、そのすぐ下の谷にある小さな池でした。
小魚を釣っていた、細い糸と小さな針にサンドルが掛かったんです。15分ほどかけて、慎重に釣り上げましたよ。まだ、パリに住んでる時で、クール・ブイヨンという玉ねぎやニンジンでとった出汁に入れて煮て食べましたが旨かったですよ。
淡水の肉食魚には、もうひとつ「ペルシュ perche 」がいます。英語読みで「パーチ」ですね。
ヒレが赤く、縞模様の可愛い感じのお魚です。ブラック・バスもこの仲間でしょうか?
小川にも棲んでて、ルアーを入れると追いかけてくるのが見えたりします。
ブロッシェやサンドルほど大きくはなりません。大きくてこのくらい↓
ペルシュの身は焼くと旨いし、大きいのはころころしてますが、少し脂っこいです。
最近は、近所の魚屋さんでケニヤ産のペルシュの切り身を売ってます。
川釣りで一番の思い出は、セーヌの上流、川幅が3メートルもないところで、川ハゼと、ウロコが銀色のキラキラ光る小魚をたくさん釣った時のことですね。川ハゼは焼くと旨いし、銀色のウロコは粉にして人造パール(真珠)の内側に塗ると本物のパールみたいになるんだそうです。
ハゼといえば、東京湾。小学3年と4年の頃でした。米屋の古屋君とクリーニング屋の小笠原君とお台場に良く釣りに行きました。あの頃は都電があったので新宿から東雲(しののめ、懐かしいなあこの名前)へ行き、乗り換えてお台場まで行ったのを覚えてます。勝鬨橋もなんどか見ましたよ。
お台場は、その頃は、ペリー来航当時のまま。低い石垣の上はまっ平で野草が生えてるだけ。なにもありませんでした。葦が生えてる浅場を見つけて、重りを付けたテグスにハリスを枝に付け、ゴカイを餌に釣りました。糸と竿を通してごんごんと当たりがきて、合わせると10~15センチのハゼが面白いように釣れました。
10年ほど前、房総半島の館山近くに住む知人を訪ねて、東京駅からバスに乗り、ベイブリッジを初めて渡りました。その時は夜景でしたが、今年の1月に帰京した折、兄が運転する車でブリッジを渡り、お台場の遠景を見ました。高層ビルが立ち並ぶお台場周辺の光景を見て、まるで違う世界、東京は別の街になってしまったなと感無量でした。










