快晴の6日(木)は真夏日となり、午後には29℃まで気温があがりました。
冬からいきなり夏に突入です。
昔(7年前まで)住んでたフォンテンヌブローに未練があります。その森、セーヌ、サブロン通り。
銀行口座も、美容院もまだ残してあるんです。いつかは戻れるかと思って。
銀行口座はネットで残高照会から口座間の振り込みまで出来ますが、こんどようやく電子書籍の出版が目前になったので、獲らぬタヌキですが、口座振り込みができるよう支度を整えようとしたところ、IBAN コード、 BIC コードがネットで調べても出てこなかったのです。
白髪染めのカミサンがヌムールの街の美容院へ行き、その間に僕は銀行へ行きました。行って良かった。窓口のマダムはなんでも知っていて即座に教えてくれました。
2時間も待ち時間があるので、その間、INSEAD(インセアッド)というビジネス・スクールを訪ねました。
フォンテンヌブローにあるヨーロッパを代表するビジネススクールなんです。USAのハーバード、ヨーロッパのインセアッドとビジネススクールの代表です。日本からも毎年10人ほど留学されてる方がいます。
企業留学が多いです。日本の大企業が資金援助をしています。ここの「日本学」はハイレベルですよ。
ただまあ、ハイレベルだけあってエリート養成学校ですね。フランスにはナポレオン以来、エリート学校の伝統があるんです。ポリテクニック、ENA、シヤンスポ、エコルデミンヌ、などいわゆるグランゼコルですね。大学よりひとつ格が上の学校です。
フランスの高級官僚、大企業経営者、政治家は伝統的にほとんどグランゼコル出身者で占められています。時には例外もありますが。フランスの政治経済は人口の2~3%の人に牛耳られているといわれています。最近は、グランゼコルの弊害がうんぬんされるようになりました。サルコジ大統領はグランゼコルの廃止を唱えさえしました。
昨日、オランド大統領が日本の国賓として来日したのですね。
こともあろうに、原発推進と武器の開発で協力だって? せめて文化交流とか、シャトーの交換とか、武器ってんなら、「核兵器を無力化する夢の兵器」開発とでもブチアゲたらどうだったんだろ。
売り物に事欠いてなにが「原発推進」「原発輸出」で協力しませうだ。核の廃棄物処理、使用済み核燃料処理でアレバの世話になってるのは確かだし、廃炉がこれからどんどん増えれば、放射能で汚染された膨大な量の廃棄物をより安全な方法で処理しなければならないわけだから、日仏の協力はいいんだけど、「輸出」を前面に押し出したのはいただけませぬ。
ゼネコンがフランスの産業に占める割合が大きいし、国策産業として原発がやっぱり捨てられないのか?環境大臣になったセシルさんはどうした? 原発は大統領直轄分野だから、阿部さんと手を結ぶのにちょうどいいってわけですかね。
オランド大統領もグランゼコル出身です。国や大企業のトップには頭のいい、世界の政治経済軍事情勢をあまねく知っていて、将来のヴィジョンを描けるエリートも必要でしょう。本当のトップには、そういう人が欠かせないと思います。IMF 専務理事のラガルド女史のように。
しかし社会的に見れば、エリート志向を強めるってことは、社会に格差を広げることの肯定につながりますから、「セレブ」だとか言って喜んでるアホな若者を増やすことになります。困るのは、理論教育で頭がいっぱいのエリートは現場を知らないってことなんです。その点、日本の企業が新入社員に、まず現場を体験させ、現場の大切さを叩き込むって制度はいいと思います。
INSEAD に戻ると、ユーロアジアセンターには、こんな「石庭」まがいがありました。
これも、日本庭園をまねたのか? と思わせる小庭ですね。
緑に囲まれた、こんな環境の中で勉強できる人はいいなあ~、と正直羨ましくもあります。
この後、森へ行ってサンドウイッチでお昼を済ませ、フォンテンヌブローの街のサブロン通りへ戻りと、まだまだ続くのですが、明日に残しておきましょう。







