5日(水)と6日(木)と、晴天が続いて、やっと初夏の陽射しを浴びることが出来ました。
カミサンの眼のリハビリが3日連続し、5日は最後となり、朝からコーヌの街へ出かけました。
セージ、タイム、ローズマリー、例によって街の中心広場で朝市です。
グリーン・アスパラがまた食べたくなって、先週と同じマダムのスタンドを訪ねました。
後ろの行列はなんだろう?
近寄ってみると、中華食品のbeignet (天ぷら)を行列を作って買っています。
ちょうどお昼の時間で、手ごろなお惣菜なんですね。
どこのカフェもテラスに人が、初夏の陽光を楽しんでます。
親子連れで買い物。後ろは、移動式のお店です。トラックを改造して、サイドパネルを開けば、魚、肉、チーズなどのショップに早変わり。
ここは、数年前工事をして、ランンナバードになりました。自転車も車道を走るので、ちょっと危ないです。背後の丸い建物は映画館です。
観たい映画はあるんだけど、ここじゃやっていない。パリでは映画の上映時間直前には、今でも行列ができるようですが、田舎の映画館で行列を見たことがないです。いちど、お客が3人しかいないのに上映してくれたことがありました。ここも、いつまで保つのかな?
日本じゃあ試験的に一か所ランナバードを作ったとYahooで見ましたが、フランスでは20年ほど前から、一斉に工事して、いまでは、どんな田舎も交差点はほとんど無くなり、みんなランナバードです。
停めた車に戻るのにまたロワール河畔へ出ました。
アイリス(菖蒲かな?)が咲いてます。
吊り橋のすぐ脇の小さな公園です。
ロワール河は、かろうじて氾濫を免れました。この晴天続きで水位も下がるでしょう。
写真の真ん中には水位計が立ってるのが見えます。
吊り橋の全景。
ドイツの東部と、チェコでは、歴史的な街並みが浸水し、8000人避難したとか、8人も死者が出たとか、痛ましい水害が報道がされていました。
車で郊外の商業地区へ移動します。ここらでいちばん大きなスーパーの駐車場から見た商業地区の光景です。遠くに高く見えるのがサンセールの丘です。
右手には、ヌヴィー原発の冷却塔から水蒸気が上がってるのが見えます。
スーパーの内部、中央の通路から奥を見通します。
僕がフランスへ来た頃(1974年ごろ)と比べ、フランスは大きく変貌しました。その最大のものは、大規模商店の増加と、小規模商店の消滅です。中くらいの規模の街の周辺はどこも同じ看板の大規模商店に占められてしまいました。カフェも小さな個人経営の店は、どんどん姿を消しています。
そして大規模商店の間でも、弱肉強食、大資本のカルフール、オーシャンなどが増え、消滅する店が後を絶ちません。
人々の生活形態も変わってきています。週末は、車で郊外へ買い物に。
中くらいの古い街には商店が少ないので、毎週開かれる朝市が市民の食料品や生活用品の入手に役立ってるんですね。スーパーでの買い物風景は、どこも同じです。
ちなみに、スーパーを最初に考えたのはフランス人です。
さらに、スーパーの在庫、仕入れ管理にヒントを得て、「トヨタ生産方式」が生まれました。
キャッツフードの棚です。一大産業ですよね。
猫たちが腹を空かせて待ってるので、家へ帰ります。
垣根の新芽が伸び放題。歩道にはみ出ています。近日中に刈らないと。
大型トラックが進んできました。オルレアンとオーセールを繋ぐ街道でもあるんです。
下のグリーンのL字型の支柱がウチと歩道の境界ですから、60センチばかりもはみ出てます。
フランスは英国みたいに、市民道徳がやかましくないので、よっぽどのことが無い限り、芝を刈れとか、垣根がハミデトルぞとか「おせっかいオジサン、オバサン」がいませんし、行政が介入することもありません。法律では垣根の高さなど決められており、隣人と仲が悪いと訴訟になりますが、この辺りは大らかというかズボラな人が多いので。各人の良識に委ねられてます。また委ねる範囲が広いんですね。そこが気に入ってます。
「ハマナス」が今年は、やや遅れて花を咲かせました。

