ロマン・ロランが愛した光景なので、この作家を愛読した人にはとても意味がある景色ですが、そうでない方には、とりたてて美しい景色とは言えないかも知れません。
裏側から観た聖堂の写真を載せます↓
聖堂正面へ戻って来ました↓
正面の入口は二重の壁になり、昔は信者以外は二つ目の壁以内に入ることが出来ませんでした。
二つ目の壁の上部はタンパンと呼ばれる半円形の中に浮彫が施されています↓
ヴェズレイでお昼になり、坂道の途中のクレープのお店で軽い昼食をとりました。時間は充分あったので、フォントネイ修道院まで脚を伸ばしました。
ここもユネスコの世界遺産に指定されています。人里離れた森の中にかつての修道院があります。
丸い塔は鳩小屋です↑隣の建物では犬を飼っていました。狩猟用です。鳩の糞を肥料に使っていました。
中世の修道院は自給自足。羊を飼い、畑に野菜を植え、庭で薬草(ハーブ)を育て、清流には鱒がいました。
鍬や鎌、道具類も鍛冶場で作っていました。フォントネイにはヨーロッパで最初の水力を利用した鍛鉄の工房があり、水車とハンマーが復元されています。
銘板には1220年に水力の鍛造設備が造られたとあります↓
ここは、かつて湿地帯だったので、回廊の柱にも水辺に生える植物を造形化した装飾が施されています↓
僧院の創設者である聖ベルナールは、礼拝堂には視角を刺激する装飾は一切排除し、瞑想に集中できるよう極めて簡素な造りにしてあります↓
礼拝堂に隣接して造られた寝室です。大きな寝室には、上下の隔てなく修道僧全員が床に藁を敷き寝ていました↓
夜中に礼拝があるため寝間着に着換えず普段の僧服のまま寝たということです。真冬でも暖房は写本をするためのインクを温め、かじかんだ手を温める程度の暖炉が二つあるだけで、厳しい自然環境の中で修業をしたため、修道士の平均寿命は30歳代だったということです。
回廊は修道僧が歩きながら瞑想するために造られています↓
出口脇にあるお土産コーナーでかなりの時間を費やしました。
もちろん時間はたっぷりあったので、お買い物を楽しんで頂いて良かったのですが。
次回は、旅の想い出とお土産について少々書こうと思います。
(つづく)
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