登場人物紹介
くわしくはこちら登場人物紹介
2022年1月
母の入院をきっかけに
認知症の父の介護が始まりました
泊まり込みワンオペ在宅介護と
ショートステイ併用期を経て…
2023年1月
父、特別養護老人ホームに
入所しました
母は今も入院中
母の入院
2023年3月
実家じまい完了
こちらもどうぞ
認知症の父が覚醒不良
食事が摂れず病院で老衰と診断
施設の嘱託医と
今後の方針を話し合います
前回はコチラ
はじまりはコチラ
看護師さんから
1階のロビーでお話をしましょうと
提案されました
場所を変えてくれる配慮がありがたい
父に別れを告げ
お医者様と看護師さんと共に
1階のロビーに行きました

3日間ごはんを食べられなかった父
看護師さんの話によると
食べられない初日は
自分でスプーンですくって口に入れて
食べているように見えるのだけど
飲み込んでいなくて
次の一口を運んだときに
口の中のものが
全部出てきちゃう状態だったらしい
さらにひどくなると
口元にスプーンを持って行っても
口も開けなかったそうです
病院に付き添った時には
呼びかけても無反応で
目も合わなかった父
口が開いたとしても
飲み込めなかったことでしょう
それがこの日は
朝は自分で食べて
昼は介助ありで食べられた
すごい回復ぶり
とはいえ
あまり前向きな気持ちに
なることもできませんでした
だって
何か治療したわけじゃないし
病院では点滴しただけ
具合の悪い原因はわからず
診断は老衰
「点滴で一時的によくなってる
可能性もありますか?」
と問うと看護師さんは
「その可能性もあります
ただ、昨日病院から帰ってきた時は
ぐったりしていたので…
ぐったりしていたのは
疲れていたのもあると思いますけど」
点滴のせいで
よくなったわけじゃないような
よくなったような…