2022年1月

母の入院をきっかけに
40代にして認知症の父の
介護をすることになりました。

 

 

2023年現在
父は特別養護老人ホームへ。

 

母は今も入院中です。

くわしくはこちらから↓
登場人物紹介

 

認知症車いすの父と

ドキドキ

病院受診ミッションラブラブ

 

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待つのに飽きたのか

居心地がわるいのか

廊下の奥を指す父左差し

 

 

父の指差した方は

出口ではありません

 

父の行きたがる方向に

行く必要もありません

 

呼ばれたらすぐ診察室に行きたい

 

 

しかし

 

わたしはふと

子供の頃を思い出しました

 

 

父は
お盆休みやお正月に

わたしと母を連れて

旅行に行きました新幹線

 

ホテルにつくと

幼いわたしは
父の手を引っ張って

 

 

とせがんだものでした

 

探検といっても

ホテルの中をうろうろするだけ
 


幼いわたしには
それが楽しかったのですハートのバルーン

 

(回想 おわり)

 

時は戻って現在

 

父が

「あっちに行ってみよう」

と言ったことで

幼い頃の探検を思い出しました

 

わたしが子供の頃

イヤな顔ひとつせずに

無意味な探検につきあってくれた父

 

診察室に呼ばれるまで

することもないし

 

車いすでうろつくくらい

何のリスクもありません

 

「椅子に移りたい」

と言った父の願いは

叶えられなかったけど

 

父の行きたい方向に行くくらい

叶えてあげても

いいんじゃなかろうか??

 

 

わたしは父に声を掛けて

車いすを押しました

 

 

 

 

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