認知症の父に会いに行きました
認知症もありますが
お薬でぼんやりしている父
こちらの質問に
反射で、機械的に答えるだけ
…かと思っていたら
突然、言いました
父が生まれ育った家は
父にとっての両親
兄弟姉妹
祖母
叔父叔母
いとこたちなど
たくさんの人が
暮らしていたようです
特別養護老人ホームでの
大人数の暮らしは
父の生まれ育った家を
連想させるのかもしれません
そして
お世話をしてくれる
介護職員さんたちを
きょうだいだと思っているようでした
父が職員さんたちを
きょうだいと認識するということは
好感を抱いている
ということ
そして
父が好感を抱くということは
よくしてもらっている
ということだと思います
それを思うと
胸が温かくなりました
父は
認知症になっても
お薬でぼんやりとしていても
父なりに
いろんなことを感じて
生きているのです
