お風呂に入る時に外してそのままなのかな?
と思っていたら、職員さんが言うには「お風呂に入る前から掛けていない」とのこと。
なんで?
父はぼーっとしていたから、介護の都合で外しているのかな?などと考えていたわたし。
(そんなことがあるのかわからないけど)
特養に父を訪れた翌日。
特養から電話がありました。
「先週から父のメガネが紛失している」
という連絡でした。
なんと!
紛失は予想外でした。
特養の方が言うには、探したけど見つからず、これ以上探しても見つからないと思われるとのこと。
えー。
困る。
父の予備のメガネはないのです。
実家にいる時に、メガネは何個か出てきましたが全部捨てました。
父に掛けてもらったところ、
「これは違う」
「これは読書用だ」
などと言って、代わりになりそうなメガネがなかったからです。
「代わりのメガネはないので、作らなきゃいけないんですけど…」
と言いながらも、悩みが渦巻きます。
車いすでトイレの介助も必要ない父を、わたしが眼科やメガネ屋に連れて行けるのか?
父は眼科やメガネ屋でコミュニケーションが取れるのか?
特養の方は言いました。
「作るなら、こちらで作るのには付き添います。ただ、メガネ代はご利用者様のご負担になってしまいます」
まあ、費用については仕方ありません。
作ってもらうことにしました。
父がぼーっとしていたのは、メガネがなくて視界がぼやけているせいもあるんじゃなかろうか。
いつも掛けていたはずのメガネがないのも不安だろうし。
メガネのある暮らしを取り戻して欲しい。
