2022年1月に入院してから、寝たきりの母。
自力で寝返りも打てず、手足もわずかにしか動きません。
人工呼吸器装着のため、気管切開をしているので声を出すこともできません。
しかし、リハビリの甲斐あってか昼間は人工呼吸器を外せるようになりました。
そして、新たなるステージ。
スピーチカニューレというものを装着して、しゃべる練習を始めたのです。

毎月一回、リハビリの実施計画書が病院から発行されます。
7月のリハビリ実施計画書には、詳しく書いてありました。
練習を始めてすぐは、呼吸が喉を通る刺激でむせこんでいた。
慣れてくると声が出るようになり、調子のいい時は「川の流れのように」(美空ひばり)をセラピストとともに歌うことができた。
と言うようなことが書いてありました。
練習始めたてだと、呼吸が喉を通ることすら刺激になってしまうんですね。
母は身体の調子を崩すことが何回かありました。
リハビリできない日もあるはずなので、わたしの前で話してくれる日はまだ遠そうです。
とはいえ、面会がままならない中、少しの変化であってもこうして垣間見れると嬉しく思います。

