特養にいる父(認知症 要介護3)に会いに行きました。
トイレに行きたいことを忘れた父の車いすを押して父の部屋に戻ると、父はまた「横になりたい」と言いました。
手を貸して、車いすからベッドに移ってもらいました。

横になって落ち着くと父は言いました。
父「あんたと会うのは40日ぶりくらいだったかね」
娘「久しぶりだね。40日も経ってないかな」
父「じゃあ、30日ぶりか?」
前回会ってから2週間も経ってませんが。
以前は会うたびに「10年ぶりだね」と言っていたので、父の感覚がだいぶ現実に近づきました。
父「2ヶ月に1回は会えると嬉しいなあ。2ヶ月に1回くらいは来てくれる?」
娘「2ヶ月と言わず、今月中にまた来ますよ」
父「家族に会えるのが一番嬉しいよ」
父にとって、わたしは娘とは認識されていなさそうですが、家族だとは思ってもらえているようです。
父は続けます。
「会えて嬉しいのは、一番目が家族。二番目は、仲のよい友達。三番目は近所の人。四番目は、その他大勢だ」
四番目、言う必要あった?
父は、いいこと言ったぜ的な顔でうなずいていました。
