入院中の母の面会に行ってきました。
一ヶ月ぶり2回目の対面面会です。

面会までの待ち時間、看護師さんがわたしのところへやってきました。母がレク活動で作った作品を持ってきてくれたのです。
まず、紙で作ってあるカーネーションを台紙に貼ったものを見せてくれました。
前にリハビリの内容に書いてあったものだなとすぐにわかりました。
次に塗り絵も見せてくれました。
アジサイの塗り絵です。
手もうまく動かせないだろうし、片目が見えないから距離感がつかめないようで、決して上手に塗れているとは言えません。
線からはみ出ているし、全てに色がついておらずちょっと塗ったくらいです。
それでも、葉っぱは緑、アジサイの花は青に塗ろうとしていたのはわかりました。
下の方に名前が書いてあります。
ひらがなで、知らない人が見れば名字は解読不可能ですが、わたしにはわかります。
下の名前は、誰が読んでもわかるように書いてありました。

いや、言いすぎました。
下の名前は何とか解読可能なくらいには書いてあります。
母の作品を見て、感動しました。
ちっとも上手な塗り絵ではありません。
でも、ずっと寝たきりの母が一生懸命手を動かして書いた文字、塗った色だと思うとこみ上げるものがあります。


