認知症の父が特養で転倒して大腿骨頸部骨折。

入院して手術しました。

 

骨折して手術、入院となったのにどこも悪くないという父。おとなしく寝てくれているので心配はなさそうです。
 

 

 

父は、

「今日、ここに泊まっていったら?」

と言います。

 

娘「近くだから。今日は帰ってまた来るよ。自転車で30分くらいだから」

父「自転車はちゃんとしたところに置いてあるの?」

娘「自転車置場に置いてあるよ。鍵をかけて屋根のあるところに停めてあるから大丈夫だよ」

父「じゃあ、明日は一緒にサイクリングに行こうか」

 

その脚で?

 

「お父さんは脚をケガして入院しているんだから治ってからね」

と、つい言ってしまったのですが、どうせ治ったって一緒にサイクリングに行くことはないのだから「そうだね、明日行こうね」と言えばよかったなあと後になって思いました。

 

サイクリングに行こうなんて言葉は非現実的ですが、会話は成り立っているんですよね。会話が成り立つと話が通じるように錯覚してしまいます。

 

何を話すにしても、そこに載せる気持ちが大事だと思うので、にこやかに楽しく会話したいです。