特養に入所中の父と面会した話の続きです。
わたしを娘と認識した父。

「あんたと会うのはずいぶん久しぶりな気がするなあ。十二、三年ぶりだなあ」

と言いました。

 

「そうだね(二ヶ月ぶりだけど)」

 

さらに父は、

「よくここがわかったなあ!」

と驚いたように言うのでした。

 

娘「お父さん、元気そうだね」

父「元気だよ」

娘「機嫌もよさそうだね」

父「ゲンキとキゲンは、どう違うの?」

娘「ゲンキは身体で、キゲンは心じゃないの?」

父「ほー。あんたはよく勉強してるねえ」

 

よくしゃべってくれました。