元気だった母が倒れ、救急車で運ばれて入院してはや一年。実家に一人残された父は認知症、要介護3の認定を受け、申込みからおよそ半年で特養へ入所。
離れていても、帰る頻度が少なくても、帰る場所として常にあった実家。
このまま残しても、両親の不在が寂しさを加速させるだけ。そして、家賃光熱費がかかるのが無駄です。退去だ、退去。
19日目の目標
- 資源ゴミ(古着)を捨てる
- 木材カット
- 裁縫箱を処分
- 葬儀の礼状捨てる
- プラスチックカットチャレンジ
資源ゴミ(古着)
父が日本舞踊やっていた時の着物、母の洋服、母の着物の一部、タオルケット、シーツ、毛布などを捨てました。
たくさん出したけど、これで全てではない。母の着物がまだ大量にあります。気が遠くなりそう。道のりは長く険しい。
木材カット
額縁を分解した時の背面の板、長すぎる枠をカットしました。
それから、実家の最後の棚。押し入れに設置してあった母お手製のすのこ棚をカットして捨てられるサイズにしました。
この解体生活で木材を切りすぎて指にタコができました。このタコは、頑張った勲章。
裁縫箱
母が長年愛用していた裁縫箱があります。
幅50センチくらいあるかな?
裁縫箱の中身って、いざ開けてみると分別が大変です。
裁縫箱自体は木製なので燃えるゴミなのです。糸も燃えるゴミでいいでしょう。
しかし、針、糸切りバサミ、ボタン、スナップボタン、ボビン、ミシンの調整に使うらしい小さな工具などなど、燃えないものがたくさんあります。裁縫箱ごと燃えるゴミにするわけにはいかないのです。
しかも、針山に深く刺しすぎて埋もれている針があり、発掘に苦労しました。ただでさえ細かい作業で心がおだやかでいられないのに、針が手にあたるとちくりとして心もささくれだちます。
わたしの性格的に、大きな家具をドカッ、バキッと破壊していくのは向いているのですが、細々としたものは不向きなのです。
なので、母愛用の裁縫箱を受け継ぐなどという発想はありません。刺繍をやってみようと思ったことはありますが、刺繍も向いていませんでした。
もしわたしが裁縫箱を持つことがあるなら、倉敷意匠がいいなと思っています。
未使用の針も出てきて、何でこんなに針があるのにまだ買うの?と不思議です。
そういえば、折れた針は針供養するのだと母がむかし言っていました。折れてない針だからいいか。普通に捨てます。
ものに対して供養が必要というのは、魂がこもるほど使った場合だと思うのです。
そのまま捨てるのが忍びないなら供養すべき。そうでないならゴミとして捨てていいとわたしは思っています。
今のところ、わたしが供養しようと思っているのは雛人形だけです。