先日、ご紹介した「ぼけの壁」

 

 

末期の認知症患者が「偽対話」という行動をとるという話が初耳で興味深かったです。

 

 

 

 

末期の患者同士が、まるで健常者が雑談をするように、うなずきあったり笑ったりしながら対話する。しかし、会話がまったく噛み合っていない。(発する声が言葉になっていないこともあるらしい)

それでも当人同士は会話を続け、にこにこしているのだとか。

 

偽対話で当人たちが楽しく過ごせるのなら、認知症になって施設で暮らすのもわるくないのかなと思いました。
 
わたしの父は認知症(要介護3)で、特別養護老人ホームに入りました。
特養に入ってからの様子は聞いていないのですが、面会した感触では本人は居心地よさそうです。
 
ショートステイを利用していた時は、他の利用者さんと会話していたようですし、特養でもそうなのかなと思っています。
 
実家でわたしが父のお世話をしている時は、わたし一人で家事もこなさなくちゃいけないし、買い物も行かなくちゃいけないしで、父に寂しい思いをさせてしまう時間も多かったのです。
 
同じ室内に他の利用者さんがいるというだけでも、寂しくないんじゃないかなと。
それも施設に入るメリットだと思います。