前に東洋経済の記事で目にして気になったユマニチュードについて知りたくて手に取りました。
ユマニチュードは、下記が4つの柱となっています。
- 見る
- 話す
- 触れる
- 立つ
「どうせわからないだろう」と目を見たり話しかけることをしないと、介護される側が自分の中に閉じこもってしまい反応しなくなっていくそうです。
目を合わせて話すことがとても大事で、たとえば顔を壁側に向けてベッドに寝ているような人にもベッドを動かして顔の前に回り込んで目を合わせる、というように徹底しています。
介護、看護をお仕事にしている人向けですが、目を見て話すことの重要性、触れ方、生活の中で1日20分は立たせるなど家庭でも役立ちそうです。
接し方を変えることで、被介護者の抵抗がなくなったり、介護が楽になるんですよね。
そういえば、入院中の母とZoom面会している時、看護師さんが大きな声で「◯◯さん、こんにちは〜」と言って入ってきたことがあります。
母は人工呼吸器がついていて言葉を発することができないし、反応も鈍いことがありますが、こうして看護師さんたちが呼びかけてくれるのはありがたいことだとこの本を読んで思いました。

